「こだわりが詰まってはいるが」天気の子 yuriさんの映画レビュー(感想・評価)
こだわりが詰まってはいるが
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美しい映像、光と影のコントラスト、雨が上がるシーンにRADWIMPSの音楽と透明な歌声がマッチして、圧倒されます。
主要キャストの声優もいい。
ただ、内容については賛否が分かれると思います。
「あたし知らなかった、晴れを待ってる人がこんなにいるなんて。」
いやいや、大抵の人は晴れを望むって想像つくでしょ、そもそもあなたが一番それを望んだんだし。
この映画が何を伝えたいのか、それともメッセージなんかどうでもよく、ただ映像や音に酔いしれればいいのかわかりませんが、深川育ちの私にとってはかなり悲惨な結末です。
天気がテーマなので最後は晴れやかな気分になれるのかと思ってましたが、最後を無理やりまとめた感があり、楽しめませんでした。
はるか昔の人柱の思想はまあ解りますが、陽菜ちゃんの願いは罰を受けなきゃならない程のことですかね。
今回、タイアップが多く企業に結構気を使っている(と勝手に想像)割には、五輪の前に東京にこんなイメージつけて大丈夫?とか、余計なことも考えてしまいますね。
個人的には、こういう世界なら、瀧くんと三葉を出さないで欲しかったです。
(細かいことを言えば、三葉ってOLかと思ってました。だって君の名はで通勤途中の瀧くんと再会するにはOLでないと難しい。店員だと通勤時間が違うから。服装もOLっぽかったし)
あと、刑事二人がクセが強くて存在感ありすぎ。
拳銃も登場させる必要あったんでしょうか。
きわめて個人的な理由で、辛口評価になっております。
でも私の感性がおかしいのかもしれないので、あと一回は観ようと思います。
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