劇場公開日 2019年7月19日

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「「君の名は。」に劣らぬ傑作!」天気の子 sanchuさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0「君の名は。」に劣らぬ傑作!

2019年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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sanchu
sanchuさんのコメント
2019年7月23日

帆高が龍神系の「雨男」として演出されてるのは、まず間違いないでしょう。

・明らかに雨を好み、自ら雨に打たれている(フェリー、ネカフェ)
・飲み物を手に取ってるシーンが多い(直接飲んでるシーンは少ないので、判り難いけど)
・龍をあしらったキャップを被る
・帆高の感情に呼応するように?天候が荒れる(これはちょっと微妙かも)
・空の世界に行ける(神社の天井画には魚と龍が描かれていた ※龍神系も空に行ける)
・空の世界に行った後、龍(風)に呑まれる

これぐらいあると、さすがに偶然では無いでしょう。そもそも本筋に全く関係ないなら、占い師に龍神系の話をさせる必要性が無いし。

sanchu
たまさんのコメント
2019年7月22日

陽菜が稲荷系の「晴れ女」であるのに対し、帆高が龍神系の「雨男」である。

この考察は気づきませんでした。

なるほど、帆高が龍ですか。

私は、名前の由来を考察して、風を受ける船の帆を重ねたのですが。

陽菜を救いに、積乱雲という大海原を、遥か高みで見下ろして、風を受ける帆を広げ、帆高は、陽のあたる雲の頂に咲く葉菜を、そう、陽菜を、見つけるわけです。

sanchuさんのおっしゃる、、あえて表現をしないことで、その経緯や、その瞬間や、その後の展開を、想像させようとする、魅せ方は、この監督が考える策なのかもしれません。
プラネテスやコードギアスの谷口監督なんかも言っていましたが、「製作者サイドが何でもかんでも答えを提供しすぎるのは、面白くない。映像化しないことで、観ている方に託している部分がある。あえて、そういうのを狙って止めているんです。」と。

何年かあと、監督自身の声で、実はあれは・・・的な、話が聞けることを楽しみにしていたりします。

たま