「「もしかして、この物語も…繋がってる〜⁉︎」」天気の子 北のやまさんさんの映画レビュー(感想・評価)
「もしかして、この物語も…繋がってる〜⁉︎」
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公開3日目の日曜日に鑑賞。大きな劇場もほぼ満席で流石の人気作。客層は若め。
さらに磨きのかかった東京の風景が丁寧に描かれ、キャラクターデザインも大ヒットの前作を引き継ぐもので馴染みやすい。
お話は長雨が降り続く東京に離島からやってきた家出少年と、偶然にも天気をコントロール出来る能力を持ってしまった少女の物語。
公開年の、特に関東方面の気温や天候にリンクしていて既視感やリアリティを増している。
前作が主人公が高校生から社会人にかけての話、今回は高校生のお話ということで、「青い」感が増しており老年期に近づく身には気恥ずかしく感情移入しにくい。
現状に飽きている主人公が超自然的な力を持ったことで浮かれ、次第に翻弄され、危機を迎え、最後に再開と大団円という必勝パターンは前回同様で、ミニシアターならまだしもメガヒット作としては次回は検討の余地あり。
中盤にどこかで観たような人物が2名登場。今作は二人が再開した後なのか、その前の話なのかタイムラインが気になるところ。
前作と世界が繋がっているなら、隕石も落ちるし首都も水没するしと災難続きの日本。次回作は満を持して地震や火山ネタに突入か。
現実世界では発生確率が高まる大震災やオリンピック後の経済低迷など大きな危機が静かに近づいており、便利で綺麗で良い思い出がたくさん詰まった頃の東京の記憶を未来に残した作品となるのかもしれない。
危機に陥った時ほど人間同志の関係が重要であり、「愛に出来ることはまだある」ようだ。次回作も期待。
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