「ロボコップか?」ファースト・コンタクト kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ロボコップか?
形式からするとモキュメンタリー。インタビュー形式のセリフばかりで説明され、興味深い内容なのだが、ちょっと眠くなってくる。“ヴォイド”と呼ばれる何かが発見され、調査に船外活動した宇宙飛行士の一人も死亡する。そんな折、地球上のあちこちに黒い雲状の球体が出現し、人類は滅亡の危機を感じてしまう。
1420Mhzとかワームホールといった宇宙に興味のある人にはとっつきやすい作品ではあるが、話の中心が「ヒューマン2.0」の方へと惹かれてしまう。脳だけを移植するサイボーグのようなロボットを作り、強大な圧力がかかるホールへと旅立たせるのだ。しかも、車いすの青年カールを最初の候補としたが、死亡してしまうというリアルさまで描いていた。
環境問題や、得体の知れない物体はなんでも攻撃してしまう地球人の性格の皮肉などをメッセージとして残してくれる。地球外生命体の発見よりも、その後に太陽系に出現した地球そっくりの兄弟星をもっと知りたくなった。
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