マリオネット 私が殺された日のレビュー・感想・評価
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カラオケ店で窓に顔を押し付けてる映像が最も怖かった!
あ、ホラーじゃないのか。この恐怖顔と衝撃のラストだけはホラーテイストだったけど、高校時代のミナを演じているのが『The Witch 魔女』のキム・ダミだったので、スーパーウーマンぶりを発揮するんじゃないかとドキドキしながら観てました。残念ながら高校時代の映像は少なく、結局はもやもや・・・大人になったミナは名をハン・ソリンと変え教師となったのですが、どことなく黒木華に似ていた(だから?)。
“マスター”と名乗る正体不明の人物からSNSメッセージが届き、再び過去のトラウマが甦ってしまうソリン。婚約者もいるのだが、恐怖のために式場打ち合わせの約束もすっぽかしてしまうほど。ついに、14年前に世話になったオ刑事に相談することになるのだが、彼はその事件の責任を取る形で警察を辞め、ネットカフェ店長になっていた。
やっぱりキム・ダミのイメージが強すぎて、大人になってから弱々しくなった感じがして、徐々にストーリーがしょぼくなっていく。マスターは誰だ?と、婚約者とか記者とか想像してみるも、まったく外してしまった。おかげで衝撃の真犯人には驚いてしまったのですが、小6男子にも性欲があるんか!スケベ心があるんか!などと思いつつ、単なる「遊び心」で片付けられてしまい、日本と同様、少年犯罪が法律によって保護されている問題を提起していたようだ。
まぁ、その前に高校時代に忘れてしまいたい事件があったというのに、高校教師になるってところが納得いかなかった・・・もちろん「私が殺された日」というサブタイトルにも納得いかない。
性悪説
高校生の頃、好きになった男に欺されて集団レイプ、及び、映像で脅迫された主人公が、14年後再び脅迫され始める話。
14年前の事件の後で犯人達は逮捕され、主人公は名前を変えている設定だけど、中盤までの描写が別の人であったり、新たにレイプされた様にみえて非常にわかりにくい。あらすじに記されていることだからミスリードという訳ではないと思うのだけど…。
和訳の問題かも知れないけれどイタズラだと思って何も疑わず云々かんぬんはおかしな言い回しだし、どこまでが実際の出来事かは知らないけれど、ちょっと展開にムリがあるし、全体的に生々しさや絶望感が足りないかな。
とはいえ虫唾が走る様な出来事とやり切れなさはなかなかのもの。
実はこうでしたみたいな安い騙し討ちより、不快さに特化してたらもっと好みだったかな。
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