「おっさんずラブにあえて良かった。」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD Ⓡ曽根崎Ⓡさんの映画レビュー(感想・評価)
おっさんずラブにあえて良かった。
劇場版はドラマを遥かに超えるものでした。いい意味で期待を裏切るとはよく言ったもの。
アクションと感動、コメディをうまく組み合わせられるものか?と思ってたけど、うまい具合に泣かされた。そして笑った。
連ドラのテーマは「人を愛すること」だったが、映画でのテーマはそれを超えた「夢と家族」。愛する人とこれから一緒に過ごしていくために、どうしていったらいいのか、そこの葛藤や悩み、それに直面してもやもやする春田や牧。そこにまた感情を持って行かれた。
そして、笑えるシーンであれば部長の記憶喪失後の再燃・乙女武蔵。そして、サウナシーン。
改めて"初恋"をする武蔵の乙女さは健全、ムキになって乙女を失う武蔵も健全(笑)。サウナシーンではアドリブたっぷりなほんとのドタバタだった。
コメディ映画としても恋愛映画としてもしっかりと成り立っていた。恋愛を茶化すものじゃなく、その人の気持ちをまっすぐ画面から伝えるその業に感嘆した。
そんな俳優陣、制作陣で作り上げられた「劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~」は必見。
人を愛せる幸せや愛する難しさが描かれている映画。ぜひともあなたの大事な人と一度鑑賞してみてほしい。
そして、笑えた、泣けた、面白かった、幸せだった。そう心に、頭に少しでも残ると嬉しい。
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