「それならその罪は、私の唇が受けましょう。」リヴァプール、最後の恋 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
それならその罪は、私の唇が受けましょう。
アネット・ベニングの魅力に引き込まれた。妖艶さ、チャーミングさ、老い、弛み、、、歳を重ねたすべてが愛おしくなる。そして役者らしく、見事に厭味ったらしくピーターを追っ払う姿には涙を誘う。
しかし、だ。そこまでしたなら、そのまま彼の前に現れるべきではなかったんじゃないかと思う。もし彼に新しい彼女でもできていたら?とは考えなかったのかなあ、彼の家族に迷惑がかかるとは思えなかったのかなあ、と。理由があったにしてもワガママな中年オバサンでしかない。罪深きは、あなたですよ。でも、ピーターはそこが好きだったんなら、しょうがないか。
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