「本格的かどうか私には分かりませんが、半分は推理物です。残り半分が何なのかは自分の目で確認してみてください。…と言っていいのかとても不安…」屍人荘の殺人 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
本格的かどうか私には分かりませんが、半分は推理物です。残り半分が何なのかは自分の目で確認してみてください。…と言っていいのかとても不安…
予告編を劇場で見た際には、浜辺美波ちゃんのヘンな顔だけが印象的で
正直観るのをどうしようかと悩んでおりました。
浜辺美波ちゃんはみてみたい。けど、観るのをためらわせる「何か」の予感も。
理性と本能の争いは、つまるところ「浜辺美波ちゃん見たい」が勝利。
そんな訳で気が付けば映画館のシートの上。 …って、またですか またです
※推理物は日頃あまり観ません。
いろいろ考えている内に話が進んでしまうので…。
けれど、この話とても分かりやすかったです。
謎解きの構成がとてもしっかりとしていて驚きました。
(ということは、本格的推理ものではないのかも…(汗)
で。
何ですか、あれは。
大量にまあ。
わらわらと。
「G」じゃなくて 「Z」。 ゲッターロボじゃなくマジンガーの方。 …混乱中。
聞いてませんけど…。
聞いてませんけど…。
聞いてませんけど…。
…錯乱中。
登場する人々が続々と死んでいくナニな作品でしたけれど
浜辺美波ちゃんと神木くんのかけあいも軽妙なリズムで
思っていたよりもずっと、楽しい(?)作品でした。
しかし
大きなナゾが解決していません。 よね?
赤い液体の入った注射器。
それを持った怪しい奴らの正体も目的も、不明なままです。
これで終わりではなさそうな気がしています。
…。
続くのですかね。
「Z」もまた大量発生するのでしょうか。
見たいような見たくないような。
☆
浜辺美波ちゃん
とてもヘンな魅力のある女性でした。
想定外が起こったときの声 ぬぬぬ と うみゅ? ← GOODです
役名の「比留子」
日本神話(古事記)に出てくるヒルコに関わりあるのかと
思ってみてましたが、考えすぎだったようです。
(そもそも古事記に「Z」は出ないし)
--------2019.12.28追記
古事記
もちろん「Z」という名ではありませんが
イザナギが、死んだ妻イザナミを死者の国まで迎えに行くと
すっかり死者の姿に変わってしまっていて、
姿を見られ怒ったイザナミが逃げるイザナギを追いかけてくる。
…
これ、実質的に「Z」ですよね…
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
本作あまり好きではありませんでした。ゾ○ビの映画と思っています。浜辺美波ちゃんもワンパターン、記憶がだいぶ薄れていますが、推理?誰が○したか?
ゾ○ビわらわら作品かと。
あー!言われてみればイザナミって「Z」ですね。お話は知ってても頭の中で結びついてなかったので目から鱗でした😲
日本人には「Z」好きな遺伝子が組み込まれているんですね✨
コメントありがとうございました✨
私的にはあまり評価高くない映画になっちゃいましたけど、何かが引っかかり嫌いにはなれないんですよねw
神木くんと浜辺ちゃんのやりとりは悪くなかったし✨
だから高評価の気持ちも分かります。
コメントありがとうございます。
その映画では放置されている、そもそもこの事態の発端を作った謎の集団ですが、原作では「斑目機関」と呼ばれ、オカルトを研究していた機関であることまでは分かっています。
自ら「Z」になり、この事態を引き起こした連中が最後の構成員らしい、のですが、続編では別の施設でまた、クローズド・サークルで殺人が起き、それに比留子と葉村コンビが巻き込まれる、ということに。
ということで、今後は「オカルト+クローズドサークル」というフォーマットでシリーズが重ねられるのでしょう。
で、続編「魔眼の匣の殺人」でのオカルトネタは「予言」です。それも絶対に的中する予言。
映像的にはけっこうきついシーンもあるのですが、屍人荘でもかなりマイルドに抑えられてましたし、そういう心配は次作ではないのでは。
私、原作も含めて「Z」の存在を伏せたのが最大の失敗じゃないかと思ってます。
これ、いわゆる本格推理モノで言う「クローズド・サークル」というジャンルで、どうやってそのクローズドな状況を創るか?というところに各作品ともに苦労しています。最もありきたりなのが「雪で閉ざされた山荘」なわけです(^-^*)
本作はそこに「Z」を使ったわけで、しかもミステリーとしてのプロットにがっちりそれを組み込んだあたりが新しく面白い点なので、そこを目一杯宣伝すれば良かったのに、と思ってます。
原作ではこの状況を作り出した組織にも軽く言及されてますし、その設定は続編にも活きています。
さすがに「Z」を再び出すわけにはいかないので、今度は別のオカルトネタですが、「オカルトと本格推理を組み合わせたクローズド・サークル」という特徴はシリーズの基本になっていきそうですね。