「ポケモンとの邂逅」名探偵ピカチュウ サブレさんの映画レビュー(感想・評価)
ポケモンとの邂逅
去年、劇場版アニポケでは「みんなの物語」で人間とポケモンとの共存を描いた。バトルに重きをおいてきた従来のアニポケとは全く異なる切り口で、かつ生きて生活しているポケモンを見ることができたので、とても嬉しかったのを覚えている。
今回の名探偵ピカチュウは、共存を当たり前の前提として描き、そんな環境の中でバトルにも時間を割く傑作だ。
まず魅力といえば、キモかわいいとも評価されたリアルなポケモンたち。ワシボンがもこもこして可愛かった。
基本的に、ゲームで可愛いと人気のあるポケモンは可愛くデザインされていた。フシギダネとかワシボンとか。コダックもよかった。
もちろん"キモい"のもいた。バリヤードやベロリンガ、人によってはドゴームも?
そして、そんなポケモンたちが自由に、そこにいるのが当たり前であると、街を闊歩しているのがたまらなく嬉しかった。
次にストーリー。王道のバディものでもあり、ジュブナイルのようでもあり、予想を裏切るサスペンスでもあった。あと、ちょっとホラー。
エイリアンやターミネーター的な演出もあり、観るものを唸らせる。
最後に、アニメポケモンやゲームに対するリスペクトが随所から感じられた点が最高によかった。
まず、話の重点がミュウツーの逆襲をベースにしていたし、ピカチュウは肩に乗り、コダックやプリンのキャラはアニポケに準拠していた。
とにかく、ポケモン好きにはたまらない一品であることは間違いないと思う。続編があるとまた嬉しいのだけど!
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