運び屋のレビュー・感想・評価
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やはりイーストウッド作品
Clint Eastwood最新作は麻薬の運び屋というClint Eastwood自ら主演でありながら犯罪者という新鮮な設定。
脇を固める俳優陣もBradley Cooper、Laurence Fishburne、Michael Peñaという豪華メンバーが揃い、そこも見所の一つです。
家族の確執の成り行きで、ならずして犯罪者に仕立てられた主人公は自らの犯罪行為を知った後も意に介せず、家族の為、自らの人生を謳歌する為に犯罪を継続する。
老年でありながらジョークや皮肉の数々。主演監督作品共通のいわゆる「イーストウッド節」は本作でも健在で安定の仕上がり。
そして人生を考えさせられる「悟し」もしかり。
90歳が間近に迫ったとは思えぬ監督の話術、足取や、主演でありながら少し控えた存在感。
これらが醸し出す科学反応がClint Eastwood映画の魅力といえる。
Clint Eastwood 。彼の作品を今後も追いかけていきます。
イーストウッド御大
明日はもっと
イーストウッドしかできない。だけど、
百戦錬磨のダーティーハリーは動じない
個人評価:4.3
イーストウッド作品を見終わった後に、幾度となく訪れるズーンとくる心を揺さぶる感覚。イーストウッド感と呼んでいるが、それがしっかりと感じられる本作。
自身の作品で主演を10年振りに務めた理由は本作を見れば明らかだ。
この役柄はイーストウッドにしか出来ない。90歳の運び屋という人生の厚みと、積み重ねた経験。そして蓄積された後悔。全てが身体から発せられる雰囲気で、そのバックボーンを物語れるのはイーストウッドしか出来ないだろう。
そして警官やギャングにも動じない貫禄。その演技に説得力を感じさせるのは、役柄である90歳の長寿の貫禄もあるが、見る側は百戦錬磨のダーティーハリーなどのイーストウッドを重ねて見てしまい、違う意味で納得してしまうのが、物語の面白味の1つと言えるだろう。
最後のブラッドリー・クーパーと車越しに語ったやり取り。そのシーンに主人公の90年の人生と、イーストウッドが伝えたかったテーマが集約されていると感じ、込み上げるものがある。
御歳88歳のイーストウッド。作り手としても、プレイヤーとしてもまだまだ若いモンには負けない!
ありがとう。長生きして下さい。
あるがまま
時間はお金では買えないとはこのこと
家族の多くに見放された孤独な老人の姿が物悲しい。「なんでも金で買えるんだが、たったひとつだけ買えないものがあった」それは何だったのか?
Movix堺で映画「運び屋」(The Mule)を見た。
日曜日で朝一番の上映回
子供連れがすごく多い。
劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル
映画ドラえもん のび太の月面探査記
が上映されている。
なるほど、これのせいか。
来週からはこれに
映画 しまじろう 「しまじろうとうるるのヒーローランド」
映画 プリキュアミラクルユニバース
が加わるらしい。
「運び屋」、原題のThe Muleをググってみると、
麻薬を密輸するために, 外国からの運び屋として雇われるしろうと旅行者、
drug muleともいう。
87歳の老人がひとりで大量のコカインを運んでいたという実際の報道記事をもとに、長年にわたり麻薬の運び屋をしていた孤独な老人の姿を描いたドラマ。
クリント・イーストウッド自身も今年で実年齢89才のじいさまだ。
出演作としては「グラン・トリノ」(2009年)以来10年ぶりだと思う。
主人公クリント・イーストウッドは農場を差し押さえられて住むところにも困っているところだった。
孫娘の結婚前のパーティに現れたときにたまたま出会った男に「運転するだけの楽な仕事がある」と持ち掛けられ、試しにやってみると大金を得られた。
それは非合法な仕事だった。
物語はたんたんと進むが、家族の多くに見放された孤独な老人の姿が物悲しい。
エンディング間際の主人公の言葉が
「なんでも金で買えるんだが、たったひとつだけ買えないものがあった」
それは何なのか?
答えを聞いて腑に落ちた。
上映時間は116分。
長さは感じない。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
孤独な運び屋と家族との絆
88歳!
なんか何も考えてない感ビンビン!
イーストウッドに馴染みがなくても大丈夫
巨匠クリント・イーストウッドが監督兼出演の作品です。
正直、彼が出演している作品は初めて観ました。
食わず嫌いということかもしれませんが、なんとなく年代も合わないし、最初はCM観ても興味が湧かなかったんですね。
でも、それでは本当にただの食わず嫌いで終わってしまうと思って、えいっと観に行ってきました。
結論は、『面白い!』です。
人生の失意の中で、やっと手にしたチャンスがまた、よりによって麻薬の運び屋という超危険なミッション。
でも、やるしかないし、すべてを失った自分にはもうこれくらいしかないんだっていうような、投げやり感と、でも残した家族に対しての愛情が所々見え隠れするところが、また観るものの心を掴むなと思いました。
「家族は大事だ」という、その一言をここまで重く、深く言えるのは、修羅場をくぐって得た経験があってのものだと思うんです。
人生は、決して失敗ばかりじゃないこと、失意の中にも、大切なものを掴むチャンスがあること、老いもまた善きこと、人生はまっすぐに進んでいかないからこそ、偶然に見つけた景色に心打たれること。
そんな、沢山の教訓を、一人の人生を通して教えてもらえた気がしました。
仕事で忙しくて、最近家族にサービスしてないなって思う人とか、ただいま絶望絶頂期なんて人は、とても素晴らしい映画に感じられるのではないでしょうか。
もちろん、今はとても満足した人生を生きているという人であっても、きっと観て良かったと思えると思います。
老いて尚
淡々と進むが、最後は涙します
心の深いところにジーンときました
クリントイーストウッドが
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