「切ない物語なのかと思いきや」運び屋 ジジさんの映画レビュー(感想・評価)
切ない物語なのかと思いきや
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90歳で麻薬の運び屋になる話なので、多分切なくて暗い話なのかと思いきや!
なんとユーモアに溢れた作品!
銃を突きつけられた主人公アールが「俺は戦争に行ってるんだ。お前なんか怖くない。若造が」って、軽くあしらうシーンがたまらなく好きです。かっこよすぎます!あと、ギャングが銃をつき付き合って一触即発のシーンなのにリップ塗ってるところも大好き。思わず、吹き出しちゃいました笑
農場の仕事も失敗し、家を差し押さえられ、家族にも嫌われ、それでも自分のダメなところをすべて受け入れて、軽やかに、腹をくくってドンと生きる主人公にとても感動しました。
アールが病気で倒れた妻の元に、運び屋やそっちのけで駆けつけるところは涙なしでは観れません。
最終的には捕まってしまったけれども、家族との関係が深まって、わたし的にはハッピーエンドでした。
クリントイーストウッド監督の作品はバットエンドが多く、わたしの中で嫌煙しがちでしたが(ミリオンダラーベイビーとか鑑賞後しばらくヘコんでたし笑)
この作品は良かった。
人生の、様々なことを経験した人だけが出せる、重みのある演技は本当に素晴らしいとしか言えません。
とても、満足のいく作品でした。
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