「クリント・イーストウッドが見せる“人生の残照”。」運び屋 krataiさんの映画レビュー(感想・評価)
クリント・イーストウッドが見せる“人生の残照”。
人生も半ばを過ぎれば、「自分はどこで間違ったんだろう」と自問してしまう瞬間は誰しもあるはず。「仕事は?家族は?仲間は?」。深く考えたって仕方がない、なら手っ取り早くお金になる仕事をと思った老人が手を出したのが麻薬の運び屋だった、という物語。
いつ、どこで、どのタイミングで引き返すのかは自分自身。人生にやり直しはなくても、自分の在り方をジャッジできる判断力と勇気があれば光は見えるかもしれない、と希望を抱けます。
クリントイーストウッドが見せる“人生の残照”が見事です。
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