「内田裕也さん訃報」運び屋 にっしんさんの映画レビュー(感想・評価)
内田裕也さん訃報
クリント・イーストウッドにずっと魅せられっぱなしだった。シワがいい。背中がいい。手の震えがいい。家族のこと以外の問題はどってことない。外で認められることよりも、家族の役に立つことの方がずっと、大切。そんなことを「運び屋」から改めて気づかされた。「運び屋」アールは、ずっとその反対に生きてた人生。残りわずかな人生で、家族の大切さに気づく。今日、内田裕也さんの訃報が届いた。彼の歌う「朝日のあたる家」から伝わる人間らしい「後悔」は、運び屋「アール」のそれとなぜか重なった。やっぱりさすがの詩的な作品だった。
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