「運び屋」運び屋 築地 歩波さんの映画レビュー(感想・評価)
運び屋
観てきました。最初は観るつもりがなく空き時間にフラッと立ち寄ったのですがすごいいい映画だった。と、同時に考えさせられる映画だった。
あらすじは、アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、孤独な90歳の男。商売に失敗し、自宅も差し押さえられかけたとき、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。それなら簡単と引き受けたが、それが実はメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だということを彼は知らなかった…。
https://filmarks.com/movies/81346から。
高齢の方が運び屋をやってるなんてまず誰も考えないだろう。組織の若手の人は上の命令通りに時間とかも規則正しく動くだろうがアールは独自の方法で車を走らせながら、お店に立ち寄ったり、コミニュケーションを無下にしていなかったので余計に怪しまれなかったのだろう。
犯罪とは何か。現代社会において、恒例の方が犯罪をするケースは増えてると思う。
確かに、ずっと不安を抱えながらこの先生きていくよりも、刑務所での衣・食・住は保障されてるし、この映画のように運び屋になり、大金が手に入れば捕まるまで安心して暮らせる。そう思えば魔がさす人は絶対に居ると思う。私も、同じ状況下だったらやらないとは断言出来ないと思う。
本当に多くのことを考えさせられる映画。尺もちょうどよかった。終わりも、個人的には最後まで逃げ切って欲しい気もしたが納得のいく終わり方だった。登場人物の心理描写が描くのがめちゃくちゃうまかったので話の内容も驚くほど頭に入ってきた。わかりやすい。
(相手に銃で脅されながら)「私は戦争に行った。お前など怖くない」ってセリフがめちゃくちゃカッコいい。
あと、「伝染病か、みんなスマホを触ってる」の言い回しも好き。
歳をとってもこんなにも潔く生きられるのかと。私もそうなりたい。
この映画に会えて良かった。観て後悔しない映画だと思う。機会があれば是非観て欲しい映画です。
※批評には個人の価値観があります。ご了承ください。
・批評をみて、気分を悪くした人ごめんなさい。
・エンドロール時のスマホ操作は重罪だと思います。最近増えているのでやめてください。お願いします。
・文章下手くそでごめんなさい。練習します。