「クリント・イーストウッドと重なる作品」運び屋 aikoさんの映画レビュー(感想・評価)
クリント・イーストウッドと重なる作品
試写会に行ってきました。
良かった!!
アメリカの広大な景色をバックに鼻歌まじりに車を運転するクリント・イーストウッドのシーンが好きです。
実際、88歳になった今でも自分で車を運転してインタビュー現場に現れるそう。
フライヤーから、もっと暗くて重い作品をイメージしていましたが、そこにいたのは可愛くてお茶目なお爺ちゃん。
それが例え犯罪者でも、触れ合う人達みんなを笑顔にさせる魅力のあるお爺ちゃん。
但し、家族を除いては…。
だから楽しい雰囲気の中にも孤独感があった。
終盤は一転、切なくて涙が溢れました。
観終わった後、家族や実家の両親の事を考えた作品でした。
上映前に映画評論家の町山智浩さんのトークショーがありました。
今作の実在の人物のプライベートは謎だった為、犯罪部分は実話そのままで、主人公の家庭をかえりみなかった生活部分はイーストウッドの伝記的な物になっている事。
イーストウッドの実の娘が主人公の娘役で出演していて実生活そのままで妙にリアルな事。
それを踏まえてみるとより楽しめます。
他にも色々楽しいお話をしてくださいました。
おススメの映画です。
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