クロノス・ジョウンターの伝説のレビュー・感想・評価
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舞台をやっているんだから、映画だからこそ出来るシーンが欲しい
原作未読ですが、ある程度調べました
梶尾 真治のSF小説で
クロノス・ジョウンターというタイムマシーンというおもちゃを発明して、シリーズ化したものですね
新木飛呂彦がスタンドというおもちゃを作ってシリーズを続けているのと同じです
このクロノス・ジョウンターは物質を過去に飛ばすことが出来ても長時間留まらせることが出来ず、しかも戻ってくるときには更に未来にはじき飛ばされるという特性をもっている
つまり、最終的に未来に行ける機械なんですね
映画はその中の、
吹原和彦の軌跡というタイトルの部分です
タイムトラベルというと、タイムパラドックスという矛盾が出てくるんですが、創作物ですから、そんなのおかまいなしに、過去を書き換えちゃうドラマだらけです
最近、はやりなのは、矛盾を解決させるために、平行世界(パラレルワールド)が存在するという解釈ですね
つまり過去を変えると別の世界が生まれて枝分かれするという考え方
となると、今回の純愛物語もシラケた話になってしまう
主人公は彼女が死なないように奔走するんですが、彼女の死なない世界が新しく作られるだけで、元の死んでる世界は別に存在していくわけです
つまり、主人公は彼女の生きている世界を作って満足するだけなんです
ただの自己満なんですよね
なんて考えるのはよして、悠久の時間の流れの中の小さな恋の物語に浸りましょう
日本映画もアメリカ映画も韓国映画だってタイムトラベル物が大好き
現実ではかなわない、やり直しが出来たらって想像できれば心が癒されます
この作品は素直なタイムマシンじゃないところが、ちょっと面白いかな
上手く作ってあるので、映画じゃなくって舞台でも出来そうですね
あ、舞台でもやったんだ
こういう話はすきですよ
でも、この映画に1800円の価値はないな
配信ならOK
実際、スペシャルドラマで良かったんじゃない
87分という短さなのに、余分なシーンがいくつもあった
無理やりのばしてもこの短さだから
有名な声優の下野紘の主演は固定ファンをねらって収益に繋げたかったんだろうけど、作品を損ねましたね
ヒロインの井桁弘恵と年の差がありすぎて違和感ありすぎ
身長もあわんし
中年ロリコンにしかみえんよ
配役にはもうちょっと、慎重になってほしかった
20代前半の井桁ちゃんは、まだ性格が顔に出ていない無垢な感じが良かった
今、6年たって28歳ですが、いい感じに性格が顔に出るようになっている
仏の顔も「4度」まで?
SF好きの心を擽る設定。ただ、2人の時間的距離がどんどん開く事が確定するだけで、折角の設定をラブストーリーに活かしきれていない印象。4度説得しないと理解できないヒロインも愚鈍にみえる。ラストもイメージ映像なのか、設定上無理っぽいけど、再開できたという演出なのか有耶無耶なのも狡い。
鬼滅で時の人になった下野紘さんの熱演や、ブレイク直前の井桁弘恵さんの初々しさがフィルムに残っているのは貴重かも。
本作で一番気になったのが、科学者にやたら白衣着させている事。実験で化学薬品を多様する分野では確かに白衣を着るが、理系の大学で働いていても、白衣の研究者は殆ど見かけない。取材で白衣の着用を強要される事から、科学者に白衣は必須とパンピーが思っているのは分かるが、本作の制作陣が実際の科学者に如何に取材していないか丸わかりで哀しい。
お金では買えないものと言えば
日本のSFとその表現方法
日本人が苦手とされるSFだが、この作品にも払拭できない設定上の問題はいくつかあった。
この作品のアイデアは「君を愛したひとりの僕へ」シリーズと似ている。
これはアイデアの盗作ということではなく、日本人が考えるSF世界のレベル問題だ。
いったいどれほどタイムマシンを使ったSF作品があることだろう。
そしてこの作品もまた、決して変えることのできない過去を変えようとする物語だ。
そして「できないこと」という設定を単純に既存の事実として置いてしまうプロット。
過去に戻ったとき、同時に自分が二人いることに対する言及が成されない。他多数ある。
似たような作品をいくつも見たからか、冒頭のシーンで2058年、館長に違法侵入で捕まった主人公が「なぜ、クロノスジョウンターを動かそうとしたのか?」に答えはじめるところから物語が始まるが、それらの謎がすぐにわかってしまうところがこの作品の致命的な部分だ。視聴者には早々にすべて見通されてしまっている。
どうでもいいが、
花屋の女性、どこかで見たようなとずっと考えていたら、ホンダカーズの女の子だとわかってホッとした。
CMでは顔立ちに成長があるのでこの時はまだ10代だろう。それと比較して主人公とのバランスが悪いと思う。一番よくなかったのが年齢不詳の主人公と彼の走る演技。
黒澤明監督が野武士同士を戦わせるにあたり、フル装備で何百メートルも走らせてから戦わせることで、息遣いなどの迫力を出したことは有名だが、ただ走っているかのような演技は見苦しいだけだと思った。すべてが演技だけではだめだなと感じた。
そこが一つの大きな細部であり、神が宿る場所でもある。
何度もあった走るシーンに誰も違和感を覚えなかったのだろうか? ここだけでもクリアするだけで印象がかなり違ったはずだ。
最後に助けられた女性が、彼の会社の研究室に入社して彼を救うための研究を開始したという設定は面白いし共感できる唯一の部分だ。
その研究に活路を見出し没頭する姿を映像化するだけでよかったのに、なぜ邂逅するようなシーンで締めたのだろう? もったいないと思った。
しかし、作品を見せたい対象をティーンエージャーに絞っていたのであれば、その部分は取り消します。
日本を代表するSF 「隣人X」や「AKIRA」 伸びしろしかないので、作家の皆さん楽しみにしています。
西暦6000年代でしたっけ!?
「好き」ってそういう感情ですよね
察して下さいってこと?
クロノス・ジョウンターという過去に物質を転送することが出来る装置を使って1995年のとある日に戻ろうとする男の話。
2058年、博物館に忍び込みクロノス・ジョウンターを使おうとするが職員に見つかってしまい、何故過去に行きたいのかを問われて語っていく展開。
空白の12分という謎から始まり、過去に送ったものがその後どうなるかがみえてくる中で、止められない主人公の思いが切なくはある。
しかしながら、本当に巻き込まれたのか、助からなかったのか、言葉が届いたのか、過去が変わったのか、確認する描写が何一つなく主人公の思考が正としてストーリーが進められていく為、いまいち感情が浸透してこない。
彼女との関係性や距離感も違和感あるし、妄想描写は余計だし。
言いたいことはわかるし良い話だけど、つくりが雑でノリきれなかった。
感動した!
切なく 深い
下野さん好演
梶尾真治さんのタイムトラベル物の名作小説が、どうなってるかドキドキドキドキしながら観ました。
主人公・吹原が時間跳躍して、客観的時間は何年も経過しているのに、吹原の主観的時間はついさっきという「ズレ」を感じさせてくれたところの演出はよかった。
あと、自分がどんな目に合おうと、好きな人を守りたいという吹原の純粋な気持ちを下野さんが好演。
ただ、映画なのにいろいろなことをセリフで説明しちゃって、舞台の朗読劇っぽかったんですよね。
客観的時間差について、たとえば1995年と、1997年、2002年の服装(シャツの入れや出し、女性の髪型など)の差をさりげなく見せるとかの気遣いが欲しかったなぁ、と思いました。
クロノス初回上映行ってきました。 主人公がヒロインを思う気持ち、大...
躍動する吹原和彦
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