「ハサウェイという脇役を主役に据える意味」機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ モルさんの映画レビュー(感想・評価)
ハサウェイという脇役を主役に据える意味
ハサウェイってブライト艦長の息子で、逆シャアの時にやらかしちゃった子でしょ?
それを主役に据えて、果たして最高のガンダムを作れるのか?
ガンダムシリーズは何となく見て、ユニコーンでハマったタチ。逆シャアは昔、ニューガンダムが好きで、意味も分からず見ていたレベル。
普通なら、観ない。
でもPVが良かった!予告の画質、盛り上げ方は最高に上手かった!それを超えられたか、というとそうでもない。
確かに綺麗で、ワクワクする。
ガンダム的な会話劇と、全く新しい演出手法。
成長したハサウェイ、が主役なのではなく、
歳を重ねて壊れかけているハサウェイと
それを取り巻く人々の物語。
ハサウェイは華はないにしても、その誠実さと堅実さ、さらにはこれらの殻を破って戦おうとする無謀さも垣間見せる。
まさしく、ガンダムの主人公である、と感じた。
足りないのはハサウェイの仲間に対する接し方と、マフティーという組織の危機感かな。
テロ組織、もしくは革命軍的な位置どりの割に、危機感が薄い印象ではある。
次回作も絶対観る。
恐らく今作ももう3回は観る。
是非この三部作を、過去最高のガンダムにしていただきたい。
カタルシスを、感じさせてくれ。
コメントする