クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅のレビュー・感想・評価
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フランスの小説
この作品は、インド、フランス、イタリア、リビアの4カ国で撮影され、一人のインド・ムンバイ出身の若者が世界を駆け巡るロードムービー・コメディとして成立している。
子供の時からアジャは父親のことを知りたいと思っていたが、なぜか、母親はまともに答えようとはせずにいたが、その代わり息子に対しては、負い目の貧しさを感じさせないように必死で働きながら愛情を与えていた。母親の突然の死後、成長したアジャは父親探しの旅に出るのだが......?
主人公がロードムービー特有の個性的な登場人物とのかかわりや恋愛模様も取り入れられている面白い作りに仕上がっているいると思われるのだが、個人的にアジャという青年の生き方が白けてしまいとてもそのことが、感情移入を妨げていることが映画の面白みを半減している原因かもしれない。しかしながら一般の視聴者からは高い支持を受けているのは事実である。
映画、テレビなどのエンターテインメント業界の情報を扱う週刊誌"The Hollywood Reporter"記者がこのように述べている。「とても甘ったるい愛嬌あふれる移民のお話。」またイギリスのB2Bメディアサイト"Screendaily.com"では、この映画を紹介するときに「とげとげしさや過激さやまた暴力的なものはあまりない。」
この映画の持ち味は、アジャ青年の魅力にある意味いかされているのだが、個人的には最初から頭の中にシナリオがなぜか入ってこないものとなりこのようになった。
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