ゴジラvsコングのレビュー・感想・評価
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巨大怪獣と知能のボーダーライン
相変わらずの出し惜しみ無し。
いきなりコングもゴジラも登場して大ゲンカ。迫力満点です。
流石のCGで暴れる吼える。巨体を感じさせない素早さ。これには私も苦笑い。
もうちょいでかさを感じさせてくれ。
一方ドラマの点は。
コングが人間過ぎて、怪獣プロレスに水を差した感は否めません。
気持ちだけでなく、言語まで通じる世界感にチャレンジしたことは称えたいです。
でも個人的にはこれだけの知性を持たせるのならもっとドラマに重きを置いた作品にしても良かったのかな?と思いました。
どちらにしても迫力は堪能できたのでOKです
正に怪獣プロレス映画
ストーリーは大体最近悪役ムーブしだした絶対王者と子供に優しく周りに振り回されがちな若手有望株がなんやかやで闘う話し。みたいな感じでした。
コングが自分のルーツを辿り強くなる姿は応援したくなるしゴジラの行動の理由は前作の伏線ありで凄くシンプルでよかったです。
映画館で観るとテレビとかで予告編観た時よりさらに迫力があって良かったです。
所々にランペイジ!パシリム!トランスフォーマー!って思っちゃう部分があって楽しかったです!
あとデッドプール2のファイヤーフィストの子が出演しててその名前がラッセルでゴジラにもラッセル家がいてちょっとややこしかったです。
あと小栗旬さんは最後あれで終わりなのか凄く気になります。
コングが主役でした
前作のKOMを10点として何点?と一緒に見た中学生の息子に聞くと「8点」
対して母の私は「6.5点」なんでそんな低いの?と聞かれたので以下の話しをしてあげました。
タイトルがゴジラVSコングだけど、ゴジラは噛ませ犬。もちろん出番も多いしそれなりに大迫力で暴れて存在感もあるけど、前作で王者認定された故に【活躍】という側面はない。すでに固定化された主役、安定した破壊王。ゴジラが来た、というアクシデントのキーアイテム程度の扱い。良い所は背びれが青く光る時の効果音と、最期にコングと目を合わせた時の
コング「まだやるか?」
ゴジラ「フッ、やんねーよ」
みたいな雰囲気。格闘後に共闘し、互いの強さも解った上での「じゃあな」的な別れ方はかっこよかった。ベタだけど。
良い所もあった。でも正直、日本のゴジラファンとしては物足りない。更に言うと今回は伊福部音楽もなく、どこまでも【コングの映画】。
コングの映画として観れば、悪くはない。ハリウッドらしくきれいに纏まってるストーリー。手話で会話する少女もかわいいし、そこは目の保養。小栗旬が白目剥いてるのを見た時はファンの人は絶句するんじゃないかな?と少々気の毒な気もしたが。
彼の扱いはもうちょっとどうにかならなかったのか。不自然なまでに喋らせないわ、喋っても一言だわ、挙げ句に白目3回で最期は感電死。ハリウッドに嫌われたのかとファンでもないのに気になります。そのくらいの雑な扱い。だからこそ芹沢の名を使ってほしくなかった。あの芹沢博士だよ?その息子がそっち側?は?説明してと上映中に割と本気でツッコミ入れたくなるくらい興醒めでした。
小栗旬、芹沢の息子という設定、どちらも不要だったのでは?
あと、共闘相手の敵さん。エヴァ初号機が暴走した姿に似てる。そんな事を考えてしまえるくらい、集中してなかった私。そんな映画久し振りだわ。
面白かったけど少し消化不良…
まず、根本的な問題になる地球空洞化の説って必要だったんだろうか…。普通にハイパーループみたいなことやってるんだし、いらなくねって思ったわ。後小栗旬、芹沢博士の関係者っぽいから、もっと活躍するかと思ったらギドラ(メカゴジラ)のかませでしかなかったし、KOMみたいに続編に期待と思ったけど、結局なにもなくクレジット終了…ギドラの首も結局放置?もしくはモナークが回収し
た?とかもなかったので最後は少し消化不良でした。
後はけっこうなオマージュがあった。社長が死ぬシーンとかまんま旧作ゴジラだったし、エンパイアステートビルに登るコングとか。
これがモンスターバースだ!
MCU、DCに次ぐ待ちに待ったモンスターバースの続編。
とにかく圧巻でした👏
ホローアースに向かって自分の故郷を見つけたコングの場面はワクワクしましたし、
ライバル同士が共通の敵のために共闘するという展開、激アツすぎます!
今回はここまでだな、と言わんばかりの別れシーンもかなりの好感です。
一方で、マディは相変わらず引っ掻き回し役ですが、正直、モーナクの人達がただの傍観者というのは少し物足りない感はありましたね。芹澤も復讐のためにアペックスなんかに協力しなければあんなことにならないのに、、
といったところで、今回もかなり満足なできでしたし、次回も期待せざる得ないですね!
この夏!白目と雷とフェイタリティがブーム!
この夏!
・日本人が白目なのがブーム(SFXじゃなく自力の肉体表現かもしれない)
・日本産キャラが雷を纏うのがブーム(自分で発生させてるわけじゃなく食らってるのかもしれない)
・フェイタリティがブーム(延髄引っこ抜きはモータルコンバットの特権とは限らないかもしれない)
面白かったかと聞かれると困る
怪獣バトルは流石。
こういうのを見たかったと思える。
しかしストーリーはどうかと言えば相当に酷い。
まるで低学年向けの冒険映画だった。
怪獣に知能があると言う設定はホントやめてほしい。
コングだけはまだいいとしても、他の怪獣が王座だとか
共闘するとか小学生の見る設定。
シン・ゴジラじゃないが怪獣は災害ってレベルで
破壊本能だけで十分だと思う。
また、地球空洞説の設定で地下に、王座があったり
斧があったり、扉や部屋があったけどあれは
誰が作ったわけ?今後明かされるのかもしれないけど
ホントナイナーって思っちゃった。
香港でゴジラが地下に向けて放射線を吐いたけど
なんでピンポイントでコングに当たりそうになるわけ?
あり得ないじゃん。どんだけ狭い空洞なのさ。
登場人物も魅力ないし、誰が主役なの?って感じだった。
メカゴジラのデザインも最悪だったなー。
エンドロールで誰の名前が一番上に来るのか見てたら
ネイサンと出てきて、それは絶対ないだろうって
出番だったよ。小物感もすごかったし。
もう、怪獣バトルだけで★3つつけました。
そう言えばゴジラ対キングギドラの時も同じ感想だったなー。
私は、コング派!ゴジラも好きだけど……
ゴジラが勝つか……
コングが勝つか……
はたまた、共闘して、強敵を倒すか……
鑑賞するまで色々ストーリーを考えるだけでも楽しめる、本作!!
是非、映画館で見るべきです!
とにかく怪獣バトルが熱い!!
新日本プロレスを見てるかのようです!
(個人的に鷹木信悟も参戦して欲しいぐらい。身長比を同じにすれば、咆哮勝負、パンピングボンバー、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを使えば勝てる!
冗談ですが……(^_^;))
強いて言うならば、○○ゴジラとの対決後(ゴジラとコングは、地底世界に落下して)サシの勝負を地底世界で付けて欲しかった!(○○ゴジラと戦う前に勝敗は決まっていましたが……)
また、勝敗を付けなかったとしても後は観客の想像でという感じで、ブラックアウトになりクレジットするとかも面白いかと。
でも結局、勝敗決まらないじゃん……
それじゃあ、ブーイングだし……
となると、武器が重要になるので、先に地底世界に行かなくてはならないから、よくできたストーリー展開だったのか!
結果は、ゴジラが一枚上手でした……
ストーリー展開を考えるのは難しいなぁ……
映画製作の皆様、夢の世界をありがとうございましたm(_ _)m
設定の甘さをねじ伏せるアクション
「キングコングとゴジラは宿命のライバルだ」って言われても、「おいおいおい」と思うよね。ゴジラは色んな怪獣と戦ってきたけど、キングコングは別に戦ってないじゃんっていう。ハリウッドの力で日本の怪獣と同格にすんなよって思ったの。
でもゴジラとコングの戦いのアクションは、けっこう凝ってて、人間がやるようなアクションも入れてるんだよね。これはもうハリウッド版ゴジラだなと思ったら、まあ宿命のライバルでもいいかと思ったの。
周りで動く人間たちもいいね。平成ゴジラっぽい。けっこう研究したのかな。
しかし小栗旬が操るメカゴジラパートは弱い。この作品、多分、コングvsゴジラの裏側で、メカゴジラ関連の人間ドラマがあったんだと思うけど、カットされたかな。小栗旬もインタビューで出番がかなりカットされたって言ってるし。
だからメカゴジラ登場唐突だし、少し無茶な感じがあるんだよね。
それでも戦いのシーンは楽しくていいかっていうのと、コングもゴジラも共通の外敵には力を合わせて戦うっていう、まるで宇宙怪獣キングギドラを地球の怪獣がよってたかって倒すみたいな話にしてんのね。そこが良かった。
この話は、本当は、前作の髑髏島のコングの話を観てないと分かんないところあるのかな。未見なのでDVDで観てみよ。
怪獣×プロレス×CG=めちゃくちゃにカッコいい!!
なんでもええんよ。
結論カッコよければ何でもええんよ。
でっかいモンスターと、でっかいモンスターが、
でっかいビル壊しながらバチバチに戦ってる映画が見たくて見に行ったら、それがやってた。
ラーメン屋でラーメン頼んでラーメンが出てくるタイプの映画。
「おまけで餃子つけといたよ!」
「お!大将!分かってんね!」
みたいな感じでメカゴジラ出てくる。
そんなん最高やん。
美味しいに決まってるんよ。
逆に人間ドラマはそんなにないから、
(そこが良いところでもあるけれど)
映画館の大スクリーンで、可能な限り大音量で見てこその映画。
色んな映画の
ネタ満載
ゴジラとコングがメカゴジラと三つ巴はB VS Sのバットマン、スーパーマン、ドゥームズデイ
芹沢息子がメカゴジラとリンクはパシフィックリム
地球空洞説は地底探検
今回はコング中心のゴジラ映画
ワンダーウーマンがいない「BvsS」
「キングコングの逆襲(1967)」漫画版「ゴジラvsメカゴジラ」等日本側オマージュも多い点は評価できる
だが相変わらずドラマパート部分は酷い…
今回は地球内部にある空洞をコングと探検する組とゴジラが何故暴れるか成長した前作(KoM)のヒロイン、マディソンが探る組の2組でストーリーが進む前者はコングvsゴジラの海上戦闘シーンは面白かったが地下世界探検を始めると映像美こそあれど間延びしてる(途中の浮いてる石の意味は?)。
後者マディソン組は酷い。ご都合主義とザル警備すぎて失笑(酒かける所で思わず「は?」って映画館で声が出た)。
そして何よりこの2組は最後まで関わり合いが無い。そして2組とも成長とかない。
実にお粗末。
一方怪獣側はどうかと言えばこっちも微妙…
「コングが監視ドームから出ればゴジラが感じて戦いに来る」って「キングコング:髑髏島の決戦(2017)」で大暴れしてるじゃん…理由付け弱っ…。
ゴジラは特に語ることも無い位今回影薄い。てか弱くなってる…?
今回最大の目玉メカゴジラ!はうん…「GODZILLA決戦機動増殖都市(2018)」よりは良かったかな…けどメカゴジラに必要な"火力"が足りない。あんなことが原因で弱体化するんだったら出てきて時点で運悪けりゃ弱体化してたんじゃ…そして最後メカゴジラの首を折ったら…何も出ないんかい!!そこはオマージュせんのかい!!
ラストシーン、香港を去るゴジラ。ゴジラが自ら背中を向けて去るのはおかしい!
(香港に本社があるレジェンダリーピクチャーズ(コング)に呆れてゴジラが去ったと考えれば納得?)
ちなみ本作1番良かったシーン&笑えるシーンは小栗旬(芹沢博士の息子って設定なのに何の深掘りもないのはいかがなものか)の変顔www
ゴジラvsコングvs○○○○○
この作品に関しては頭カラッポにして見るのが正解
何も考えずゴジラとコングとメカゴジラのど付き合いを楽しむ
とりあえず小栗旬が出てくるが、過去作と違ってゴジラに負ける設定
芹沢博士だけど違う人かな?
まあ白目剥いてりゃ勝てないよ笑
それにしても敵基地に忍び込むのって、何であんなに危険な方向に敢えて進むんだろ?
ハラハラより笑ってしまう
もうダメだ!パスワードが受け付けない!
酒なら!酒なら何とかしてくれる!
水分駄目ならあんなとこに通気口付けんな笑
出来すぎたストーリーだが
まずもって、冒頭に出てくる研究員?の男の吹き替えの声が合わなさすぎて残念。なんでこの人の声になったのか疑問。
あとはまあ、物語がうまく行きすぎて、出来レース感も。。コングと一緒にひっくり返った船室の水抜けんの早すぎるし、海でコングと戦ったあとゴジラ水中に立ってたけどなんで足つくの?前のシーンまで相当深い海域にいた設定では?立ち泳ぎ?みんな地下空洞からどうやって帰ってくるつもりだったの?リニアで忍び込んだ香港の研究施設ちょっと警備員とかいなさすぎじゃない?など。
まあストーリーは結論ありきだが、画像の凄さは見物です。あとは小栗旬の台詞が少ないのは言葉の壁か?しかも大したキャラじゃないしなんか、無駄遣いな気が。
コングって実はものすごく知性高いことが分かりました。あとゴジラの舌が相当ちっさいことも(笑)
展開早すぎ、上手くまとめたけど。
ゴジラとコングの二大スターを上手く競演させたなと思った。しかし、吹替で鑑賞したが前作同様、田中圭は無いな。全く合わない。あまり登場シーンなくてホッとした。ストーリーとしては、ゴジラがAPEXが開発していたメガゴジラの施設関連を破壊したところからストーリーは動き出す。中盤のゴジラとコングの闘いは映画館で観る価値は高い。そして終盤にはゴジラ&コングvsメカゴジラというファンとしてもワクワクさせられる内容となっている。しかし、よくある基本的な映画の起承転結であり、評価点は少し下げた。場面が一気に進むので突っ込みたくなる場面は多々あった為、少し下げた。レジェンダリーもこれからガンダムが待っている。レディプレイヤー1を超えて欲しい。楽しみだ。小栗旬に関しては、博士の息子として楽しみにしていたが、なんだあの役は。逆においおい、と突っ込みたくなりました。
不完全燃焼
はっきり言うが、期待はずれなどというレベルではない。
人間ドラマもお粗末なら、怪獣プロレスパートもお話にならない。怪獣が暴れる事でカタルシスを得られるような構造にしているのかとも思ったが、それならプロレスパートをもう少しなんとかして貰いたい。(あれでゴジラが勝ったと言われても……)
ゴジラとコング、どちらも魅せなければならない制作側の苦悩は十分感じられた。だが、視聴する側としては、どうしても制作陣の苦悩以上のものを感じたいのだ。
最後はお約束の「共通の敵が出てくる」というもの。その敵も正直言って魅力が足りない。「過去作のオマージュを仕込めばウケるだろう」「ビッグネームを出せば成り立つ」と思ったのであれば、それは思い違いであると言わざるを得ない。あの息子出す必要あった?
何もかも、溜めが長すぎるせいである。客にとって「これは?」という疑問がずっと続き、その疑問がフラストレーションに変わるほどの長時間に渡ってセンターオブジアースが放映され、最後に溜めに溜めた怪獣プロレスも消化不良。B級映画だ! お祭りだ! と言うにも足りない、何もかもに届かない映画だった。
劇場で観よう!
延期されてついに、待望の久々の大作映画。やはりこういう映画は劇場の大画面、音響で観るのがいいですね。
今作はコングとゴジラどちらが勝つのだろう?と思いながら観る。両者のバトルは迫力満点。そしてメカゴジラの登場により、両者を立たせつつ終わらせるという、見事な落としどころにもっていきました。メカゴジラは噛ませ役?メカゴジラ戦はプロレスタッグマッチのようで笑。東映の人間ぽい動きを思い出した。
地中の世界も面白かったです。面白い発想。
ところで芹沢博士は何がしたかったんだろう?もっと重要な役だと思っていたのに!
INTO THE DEEP
ゴジラシリーズは劇場では初鑑賞です。津田健次郎さんが好きなので、少々の不安を抱えつつ吹き替えで観ました。初日の夕方で入りは半分くらいでした。
ゴジラvsコング。日米2大怪獣の対決は最高でした。まず初っ端のコングの目覚めや食事のシーンがとても愛らしく、それでいて少女の前に顔を寄せるときはちゃんと圧があり、メリハリが機能していました。
海上でのぶつかり合い、その際に船は壊れる、ジェット機は壊れる、景気良く炎が燃えさかると目に栄養が補給されました。
地下空洞での、多種多様な生物たちを食い散らかすコング。思いっきり頭を引きちぎってその頭部を飲み尽くすという拍手喝采のモンスター描写。片手で最先端のジェット機を潰す様は笑いものです。
香港の煌びやかな街の中でのプロレス。互いが互いを干渉しない最高のバトルシーンでした。メカゴジラが乱入してからはゴジラ単独で戦い不利になりますが、強力な電気ショックにより目覚めたコングが共闘し、メカゴジラをぐっちゃぐちゃにしていくのが最高でした!ずっと興奮していました。バトル描写に関しては文句なしです。
ただ人間描写が…まず前作のゴジラが暴れる原因を作ったラッセル家の2人。父親は出番が少なかったのでアレですが、娘は本当に身勝手で見ていてキツかったです。母親譲りか!と言いたくなるくらい融通が効かず、ゴジラコングの戦いのあとパパ!って何がパパだと思いました。あとジョシュは巻き込まれただけなのに、黙れという父親も父親です。少女だったり、ネイサンだったりは良かっただけに残念です。
あと我らが日本代表小栗旬。芹沢博士の息子にあのポジションはなぁ…小栗旬の吹き替えを小栗旬がするという珍事は面白く、白目も面白く、最後が感電死というのも面白かったです。ただ「キャラクター」などでカッコいい役を演じてた人がこの役で終わっているというのはいささか残念です。ぜひ次回以降のハリウッドでは良い役が演じられることを祈っています。
余計な人間ドラマが問題でしたが、それでも2大怪獣のバトルをスクリーンで観れただけでも大満足です。
鑑賞日 7/2
鑑賞時間 16:35〜18:45
座席 N-16
ゴジラ勝つか?コング勝つか? 世紀の大決斗、再び!
ハリウッドで再びゴジラが出現したのは2014年。この時個人的に希望したのは、三部作で、次も新怪獣、ラストにキングギドラを!…だった。
ところがところが!
翌2015年、レジェンダリーがキングコングの映画権を獲得。と同時に報じられた怪獣映画ファン夢のようなニュース。
日米怪獣王の再戦!
コングは2017年に勇姿を見せ、ゴジラも2019年にキングギドラと大バトルを繰り広げ、そしてそしてそして!
当初は2020年5月公開だったが、同年11月→2021年5月と、言うまでもなく恨めしきアレのせいで幾度も延期に。
でも、やっとやっとやっと!
6年前の自分に言ってやりたい。
6年前の自分よ、遂に観たぞ、と。
何やら鈍いレビューも目立つ。
前作のゴジラvsキングギドラのバトルがあまりにも凄かったのでアレを越えられるか一抹の不安もあった。
が、
ばんざーい!ばんざーい!(←分かるかな? 『キングコング対ゴジラ』での多湖部長の台詞)
これぞ劇場で観るべき一大エンターテイメント!
ハリウッドよ、よくぞ作った王道怪獣映画!
ポンポン、ポンポン、テンポも良く、ユーモアもあり、“モンスターバース”の中では一番楽しく、見易かったんじゃないかな。
各々好みはあるかもしれないけど、確かに“シリーズ最高作”の評判に偽りナシ。(ちなみに自分はどれも好きだけど)
さて、何から語るか迷いに迷っちゃう!
まずは、話から。
今回もストーリー展開やドラマ性の弱さを指摘されてるけど、これも毎度言ってるけど、怪獣映画ってそんなもん。上等なものは稀有。スパイス程度に味わえればいい。
ま、確かに話はツッコミ所はあるし、シリーズ全3作から急に大きくSFチックになってるけど、日本の怪獣映画だってあるあるだった。
だけど、二大怪獣王映画の魅力をきちんと抑えていたと思う。つまり、
ゴジラ側は、テクノロジーへの警鐘。エイペックス社なる謎の巨大企業の陰謀。
コング側は、スリルとロマンのアドベンチャー。地球の内側にある地下空洞へ。
それぞれの登場人物とドラマが交錯して展開。現代版『キングコング対ゴジラ』と言っていい。
開幕から登場するなど、コングを主軸に話は回る。
別にいいんじゃないかな。ハリウッド製作なんだし。
それに、今回のコングは同情/共感必至。髑髏島でのんびり暮らしていた…と思ったら、巨大になり過ぎてモナークの監視ドームの中でストレス溜まり、人間の勝手な都合で地下空洞への案内役として島から連れ出され、その途中ゴジラに襲撃され海での闘いで大苦戦…。
ゴジラが圧倒的な強敵で、コングがそれにどう立ち向かうか。
とある雑誌に、“今回のコングは『ダイ・ハード』のマクレーン。ツイてない男”と書いてあったが、全く以てその通り!
ゴジラとて完全に脇に追いやられた端役などではない。要所要所に登場してはインパクトを残す。
自分は2時間の上映時間の内、ゴジラがずっと出続けるより、こういう方が好き。日本のゴジラシリーズでもそう。例えば、『シン・ゴジラ』。ゴジラの登場シーンはそんなに多くない。ゴジラに対抗する人間側のドラマがメイン。しかし、登場する度に堂々たるインパクトを残す。それが、ゴジラなのだ。
“モンスターバース”のゴジラはどちらかと言うと、“ヒーローゴジラ”。脅威的であると同時に、ムートーやキングギドラから人類や世界を救ってくれた。
が、それが嘘のように暴れる。しかし、ゴジラが襲撃するのはエイペックス関係。
それに対し、ゴジラは非常に怒っている…。
ゴジラが現れる時そこには必ず、人間への警告や傲慢に対しての怒りがある。
さあ、前置きはこれぐらいでいいだろう。
我々怪獣映画ファンはこの時を待っていた!
『キングコング対ゴジラ』なんか足下にも及ばないくらいの(失礼! でも、当たり前だ!)、ハリウッドが大スケール!大迫力!現在の技術を駆使して描く、大バトル!
日本の怪獣王(ゴジラ)vsアメリカの怪獣王(キングコング)、59年の時を経て、夢にまで見たリターン・マッチ!
この両怪獣王の闘いが本当に劇場大スクリーンで観られる日が来るとは…(ToT)
映画って、本当に夢を実現させ、魅せてくれるね。特にこんな暗い嫌なご時世の中、思いっきりストレスを吹き飛ばしてくれた。
もうワーナー&レジェンダリーの製作会社ロゴからワクワクゾクゾクドキドキ興奮もんで、2時間終始全く飽きる事無く。単細胞と言うなら、どうぞ。だって、怪獣映画が大好きなんだもん!
コング海上輸送中に、ゴジラ接近警報。ずっとテンション維持してたけど、さらに上がり…、
ゴジラ襲撃! 二大怪獣王、第1回戦!
劇中で両者が遂に顔合わせ!キターーーーーッ!
この海上バトルシーン、予告編などで何度も見てるけど、比較にならないほど燃える!
第1回戦は海上という事もあってゴジラに軍配が上がる。第1回戦ゴジラ勝利というのも『キングコング対ゴジラ』っぽい。
やがてゴジラはエイペックスの陰謀を察知して、香港襲撃。
コングは南極から地下空洞へ。そこはコングの“故郷”。さらに先祖が遺した武器を手に入れる。
そして、ここから一気に香港でのクライマックス・バトルへなだれ込む!
前作ではゴジラとキングギドラ、重量感ある大バトルを繰り広げてくれた。
今回はゴジラがドシッと重量感たっぷりに構え、その分コングが縦横無尽に動き回ってくれる。その対比もいい。
ビル群をなぎ倒し、破壊し尽くし、大爆発!大炎上!
都市破壊&都市バトルは怪獣映画の醍醐味。
ネオン輝く香港で繰り広げられる二大怪獣王の大バトルは、怪獣映画史に残る事必至!
とにかく、これだけでも劇場大スクリーンで観て!
ゴジラの武器は、熱線。
コングの武器は、斧。
それらを使いつつ、ゴジラとこれまでで最大100mのコングががっつり四つに組んでぶつかり合った“怪獣プロレス対決”。
これもまさしく『キングコング対ゴジラ』!
ハリウッドでそれを大迫力で描いてくれるとは…!
クライマックス・バトルは両者、ほぼ互角であったり、優劣入れ替わったり。ここも『キングコング対ゴジラ』っぽい。
かつては両国に配慮して引き分けに終わったが、今回は勝ち負けが決まる!
納得いった決着。実は当初は今度はハリウッドで製作されるんだからどうせあっちが勝つんでしょ…と思ってけど、意外にも。そりゃあやっぱりね、見た目的にも戦闘能力的にもこちらの方が勝ってるに決まってる!
…だけど、これで終わりじゃなかった!
まさかまさかの!第三者が介入!…とは言え、実を言うと、噂には聞いていたんだけどね。
でも、『ゴジラvsコング』を観に来て、ゴジラvs○○○○○も見れるとは!
さらに、コングvs○○○○○も見れるとは!
さらにさらに、ゴジラ&コングvs○○○○○!
賛否あるかもしれないけど、何だかんだ興奮してしまった!
にしても、アメリカはロボット好きよね~。こういう共闘好きよね~。
すでにキンゴジ、キンゴジと言ってるけど、今回もオマージュいっぱい!
そのキンゴジからも他に、コング海上輸送、ヘリ輸送、電力で復活。
○○○○○に関して言えば、人間の脳波でコントロールやキングギドラをベースに作られたとか、お約束のゴジラの熱線とビームのぶつかり合いとか、ファンならこの通ネタ絶対分かる筈!
スリラーの印象強い監督のアダム・ウィンガードだが、彼も熱狂的な怪獣映画ファン。“モンスターバース”の監督チョイスも絶妙!
今回伊福部音楽は使われなかったけど、ジャンキーXLも熱狂的なゴジラ好きで、彷彿させる音楽で盛り上げてくれる。
キャストでは新参加の面々が活躍を見せ、続投組ではミリー・ボビー・ブラウンが魅力的に成長しちゃって。でも、日本では大々的に報じられた人気俳優の本作でのハリウッド・デビュー、端から期待してなかったけど、“期待通り”だった。まあ、色々経緯聞くと不憫ではあるけどね…。
クオリティーの高い作品やドラマ性の高い作品とは別にして、エンタメ作や長年の愛着度では現時点で本年度1位!
満っ足! 6年待ち望んだ甲斐があった。
怪獣王の座を懸けた闘いを繰り広げ、共闘し、人間味ならぬ怪獣味たっぷりに通じ合う。
ゴジラとコングは言わば、永遠の好敵手。
太古の昔から、59年前も、今も、そしてこれからも。
“モンスターバース”は一応本作で区切り。
…でも! せっかくハリウッドで復活したゴジラとコングがこのままおとなしくフェードアウトするわけないだろう。
そして日本でも、また新たなゴジラ映画や怪獣映画を!(まずは『シン・ウルトラマン』の公開を!)
怪獣映画は永遠!
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