「相手に不足無し!ワクワクの最強ガチバトル!!!」ゴジラvsコング コータローさんの映画レビュー(感想・評価)
相手に不足無し!ワクワクの最強ガチバトル!!!
直近で『ゴジラ×コング 新たなる帝國』の封切、さらにGWからアマプラでの『ゴジラ-1.0』解禁とゴジラ熱を上げられ、モンスターヴァースシリーズでまだ観てなかった本作にようやく接触しました。
昭和生まれの私には世代的に「ゴジラ=人類の味方」のイメージが強く、その頃の東宝のゴジラはどことなくユーモラスで親しみがあり可愛いとさえ思っていましたが、平成以降の東宝あるいはモンスターヴァースの見るからに凶暴で「破壊神」イメージのゴジラも大好きです。
いつにも増して奇想天外なストーリー展開で少し退屈でしたが、やはりゴジラ映画はバトルシーンが肝!!!眠くなった頃合いでうまい具合にバトルシーンが組み込んであり一気に目を覚ましてくれます。
昨今のCG技術の素晴らしさもあってリアルスケールヒーローのバトルももちろん見応えがありますが、やっぱり巨大戦は迫力が桁違い、まさに息を飲みます。
日本のゴジラ映画は比較的ゆっくり動かしてその大きさや重さを感じさせてくれるため、モンスターヴァースシリーズ最初の頃は「巨大怪獣がそんなスピーディーに動ける訳ないじゃん。」と違和感をかなり感じていましたが、4作目ともなると感覚が慣れてきてそのスケールとスピードの虜になり、本作も特に香港上陸後のゴジラとコングのタイマン、その後タッグを組んでのメカゴジラ戦と暴れっぷりが堪りません!!!
ただ残念なのはそのメカゴジラ。。。「ロボットゴジラだ」「違うあれはーメカゴジラ」と言い直してくれたのはワクワクしたけどそのデザインが…。
日本のメカゴジラを初めて見た時、そのカッコ良さに衝撃を受けたのを今でもハッキリ覚えていますが、作品ごとに多少デザインを変えながらも数十年間それに見慣れているせいか、はっきり言ってダサ過ぎる!逆に言えば50年経った今でも全く古臭さを感じさせない当時のデザインが秀逸だったとも言えるのでしょうが。。。
怒られるのを覚悟で言うと、メカゴジラに限らず、一番最初のハリウッドのゴジラと言い日本人と西洋人のセンスの差さえ感じます。
そのメカゴジラをアルコールで止めるストーリー展開の安易さはいかがなものかと思いますが、それでも脱臼した肩を自分で入れたり、最後メカゴジラの首を引きちぎって文字通り「獲ったどー!!」するコングは超愛らしかったですし、新作も楽しみでしかありません。
その前に…『ゴジラ-1.0』を堪能するつもりです!!!