「絶句」ゴジラvsコング U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
絶句
スケール感が凄まじい。
映画館で観なきゃ損だと思う。コングの雄叫びが音の波動となって体にビンビン伝わってくる。映画館ならではの体感だと思われる。
待ちに待ってた甲斐があったというか、期待を全く裏切ってはくれなくて気圧されっぱなしの114分だった。
ドラマの筋が複数あって、戸惑いもするのだが、最後はもう圧巻…。
ラストバトルが全部かっさらっていく。
メカゴジラの存在感たるや…眼福である。
気になってた勝敗の行方だが…なるほどと唸る。
王者・ゴジラに軍配は上がるのだが、コングの描写により幼さが目立つのだ。
まだキングになってはいない、いわばヤングコングのような印象があった。
絶対王者たるゴジラの風格と覚悟とでもいおうか…背負ってるものが違うとでも言わんばかりだ。
バトルはどれも見応えある。
ホント、人間のドラマパートは霞まくりだ。
いや、しょうがない。
アレは…もう、どうしようもない。
だって、ゴジラvsコングだもの。
めちゃくちゃ動く。
もう、ドを何個つけていいのか分からないくらいド迫力だ。映画館で観れて良かった。
ドルービイアトモスとかだともっと違うのだろうか?
いまだ興奮冷めやらぬが…いゃあ、ど偉いもんを作ってくれたもんだ。
地球空洞理論により髑髏島が地表に飛び出した一部なのだとかはよく分からないのだが、地底王国のロケーションは素晴らしいっ!
いわば、コングは地底王国の若き王であり、ゴジラは地表の守護者であり破壊王なのだ。
今後、老衰していくゴジラが勝てない相手をキングに成長したコングがぶっ飛ばすなんて事もあるかもしれない。…ゾクゾクするじゃないか!
ゴジラとコングが決別するシーンとか、胸に込み上げるものがちゃんとあるのだ。不思議な事に、ちゃんとゴジラとコングの意志が伝わる。もうホントに凄い。
映画館で観なきゃダメ!
ブルーレイとか出るんだろうけど、80インチくらいの画面で観る人もいるのかもしれないけれど、体を震わす波動と共に映画館で観て欲しい。
凄かったああああああっ!!
余談ではあるが、ハリウッドでの負けを公言した小栗旬は凄いと思う。ソレをちゃんと背負って尚、同じ道を歩もうとゆうのだから立派だと思う。
応援したい。