「これは「ゴジラvsコング」ではない。「ゴジラ映画vsコング映画」だ!」ゴジラvsコング SIGさんの映画レビュー(感想・評価)
これは「ゴジラvsコング」ではない。「ゴジラ映画vsコング映画」だ!
結論から言うと、控えめに言って傑作である!
ストーリーは主に二つのルートによって構成されている。
怪獣生誕の地を目指す「コング付き添いルート」と、暗黒メガコーポの陰謀を曝く「ゴジラの怒り」ルートだ。
この二ルート、実はまったく違う空気感を持っており、まるで一つの映画に二つの映画を混在させたかのように作られている。
コングルートの方は全体的に真面目で筋道もしっかりしており、時折ホロリともさせる情の厚い作りになっている。
一方、ゴジラルートはスチャラカ三人組が思いつきと感を頼りにご都合主義で真相に近付くという、全体的に明るく大雑把な作りになっている。
まったく空気感が違って違和感が出る人もいるだろうが、何のことは無い。
これはコング映画とゴジラ映画という二つの映画そのものを対決させた映画だからだ。
そして皆が気になっている勝負の行方。
これも心配することは無い。
この映画の真の主役が誰かさえ理解できたなら、皆が納得できる結末になっている!
ただ一点残念だったのが、最終決戦でこの二つルートに繋がり持たせて欲しかった。
そうすればあの幼女の台詞も説得力があったのに…………。
追伸
例のアレが、ゴジラ史上最大級に強かったw
状況悪いのは分かるが、もう少し加減しろよ馬鹿w
コメントする