「テストステロンが、溢れ出す」ゴジラvsコング no_nameさんの映画レビュー(感想・評価)
テストステロンが、溢れ出す
そうそうこれこれ、これでいいんだよ。
シンプルが1番!力こそパワー!
相変わらずわかってる怪獣シリーズ最新作。
前作KoMでの我らが喧嘩番長、ゴジラさんの漢っぷりに惚れ込んだ往年の金曜ロードショーファンも多いのではないだろうか?
今作も相変わらず男気がギトギトな作品に。
強すぎて悪者感すら漂う我らが喧嘩番長。
心停止寸前から復活し、少女の涙に応え、外れた肩をビルにぶつけて治し戦いに赴くコング。
あまりにテストステロンな仕上がりに、世のお父さん達は嫌いな上司を殴ったその足で街にナンパに繰り出し、いくじのない男どもに失望したご婦人にあっては「しゃーない、私が男になるしかねぇ」とチ○コが生えてくること間違いなし!
前作までは人間の視点から見た怪獣の激突を描いていて、いまいちぶつ切りだったり、何をやっているか分からないような映像になっていた。
が、しかし!
今作は怪獣同士の激突をしっかり捉え、見応えのあるアクションシーンに進化!特に香港のゴジラとコングの決戦は友人と語れる仕上がりになっているのではないだろうか。
(コング得意の顎開きをビームで防ぐゴジラ、ビームが強いゴジラだが隙が大きくコングに近距離に潜られ序盤は終始劣勢、海上戦とは打って変わり機動力と斧を生かした戦闘で一度はダウンをとるコング、戦法が悪いとみるやビームを封印
、今度は爪やかみつきといった体術をフルで駆使し、コングを一方的にハメ殺すゴジラ、ゴジラさん戦闘力高すぎ)
ざっと書き殴ってみたが、なんだが格闘技大会の名勝負を文字に起こしてるようでなかなか面白い。
友人と
「ゴジラのビームで楽勝だろー」
「掴みさえすればコングは強い」
みたいな話を友人とした人は少なくないはずだが、そう言った人は満足できるんじゃないか?
最後に。
この映画は理論理屈を全てかなぐり捨てて裸一貫ゴツい右ストレート一本で勝負を挑んでいる映画だ。
もしかしたら批評家に陳腐とバカにされるかもしれない。
でも俺はこういう映画が大好きだ。
それって俺だけじゃないだろ?
追伸
ビームくらって痛がるコング見て嬉しそうな顔するゴジラさん見て笑った奴も俺だけじゃないだろ?