フロントランナーのレビュー・感想・評価
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ジェイソン・ライトマン監督作としては物足りない
「JUNO ジュノ」「ヤング≒アダルト」「タリーと私の秘密の時間」と、元ストリッパーの異色脚本家ディアブロ・コーディと組んだ“こじらせヒロイン三部作”と呼びたいユニークな快作を放ってきたジェイソン・ライトマン。人間のだめな部分や失敗をユーモラスに描き笑いを誘いながらも、慈愛の眼差しで救いをもたらしてきた。そんな監督の最新作だけに期待大だったが、実話に基づく今回の映画は勝手が違ったか。
大統領選で先頭を走る最有力候補のハートが、不倫疑惑をすっぱ抜かれ危機に陥る。ハートと選挙スタッフらが対抗策を講じるも次第に追い詰められていくさまを、心理サスペンスのタッチを添えてスリリングに描くが、ハートという人物の人間性にまで深く入り込むような描写が足りず、結果として共感しにくい主人公の話に。妻、浮気相手、女性スタッフの人物像や葛藤の描き分けは良かっただけに惜しい。現代の問題につなげる意図は感じられたが。
不倫が政治家の命運を握るお気楽な時代‼️❓
脇の甘さが気になるな。
過剰なドラマ性を避け、淡々と政治家とその私生活の公共性?を描く。 ...
苦手な政治もの。なんか前にもこんなのあった気がする。 大統領選挙っ...
致命傷でないスキャンダルのはずが
ぶっちぎり単独トップ(フロントランナー)の候補者にとって、不倫スキャンダルなど致命傷にならないのでは?そこからどうして崩壊にまで至ったのかにまず興味があった。
スキャンダル直後は内部のチームも磐石で世論も大手新聞社も不倫相手さえも味方であった。本来なら大局に影響を与えないかすり傷であったはずである。
しかし、不倫相手への潜在的な軽視やプライドの高さが災いし、味方を敵と誤り、混乱のあまり失言を重ねる。
ワシントンポストの黒人記者の「過去にも不倫をしたか?」など我々視聴者からすれば、完全に否定させるための質問で助け船以外の何物でもないのに、結果その質問は決定的な失言を招く。
まぁ、選挙期間中にナンパするのは、さすがに脇が甘すぎるんだけどね笑
正論が正しいとは限らない
民主党大統領選に出馬し、最有力候補だったゲイリーハートが、不倫スキャンダルで失脚する様を描いた物語。
「政治と私生活」は別と勇ましく語る主人公。それは正しい。でも世間(と言うよりはマスコミ)がそれを許さず、急流に流されているく様がもの悲しく描かれています。
非常に静かで味わい深い作品ではありましたが、抑揚がなく見所に乏しい作品のようにも感じました。
個人的には、「私生活は別」とは思います。しかし、多くの人の協力のもとに成り立つ立場。それを考えれば、私生活を律するのは当たり前だし、それが出来ないのは政治家としてどうなの?とも思います。、選挙スタッフが、彼の強弁に感じたであろう戸惑いと失望が、自分のことのように感じられました。
判断が難しい
the front runner = 最有力候補者
ビミョー
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