「正論が正しいとは限らない」フロントランナー よしさんの映画レビュー(感想・評価)
正論が正しいとは限らない
民主党大統領選に出馬し、最有力候補だったゲイリーハートが、不倫スキャンダルで失脚する様を描いた物語。
「政治と私生活」は別と勇ましく語る主人公。それは正しい。でも世間(と言うよりはマスコミ)がそれを許さず、急流に流されているく様がもの悲しく描かれています。
非常に静かで味わい深い作品ではありましたが、抑揚がなく見所に乏しい作品のようにも感じました。
個人的には、「私生活は別」とは思います。しかし、多くの人の協力のもとに成り立つ立場。それを考えれば、私生活を律するのは当たり前だし、それが出来ないのは政治家としてどうなの?とも思います。、選挙スタッフが、彼の強弁に感じたであろう戸惑いと失望が、自分のことのように感じられました。
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