「押見修造の世界観」惡の華 abuさんの映画レビュー(感想・評価)
押見修造の世界観
押見修造の世界観がどこまで再現されているかは人によるが、仲村さんのサイコっぷりは原作以上で衝撃的だった。
思春期の鬱屈が暴走し「悪の華」として咲く――共感はできず、懐かしさもない。ただただ、不快で思い出したくもない感情を呼び起こされる。それがこの作品の凄さ。
俳優陣の演技も強烈。特に玉城ティナの仲村役は狂気と可愛さが入り混じり、印象的だった。
全体的に不潔で嫌悪感すら覚えるが、押見作品の本質をしっかり捉えた、良い実写化だったと思う。
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