「✨究極の変態映画、ここに完成!✨」惡の華 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
✨究極の変態映画、ここに完成!✨
クソムシ!
うんち!
ドロドロのグチャグチャ…。
快感を伴うお下品な言葉の連続…。
お下品なのに、そんな言葉を浴びせられたら、心も体も火照ってしまう…✨✨
だれか、私のこのど変態感情をとめてー!
と、いうわけで、変態ワールドの世界にようこそ(^^)
『惡の華』といえば、数年前にアニメになっていましたが…。
なんと今回、実写になって映画化されるとは!
あのアニメのど変態な世界を、よくぞここまで、リアルに正確に映像化できたもんだ!
あの時の変態メガネ女子中村さんを、玉城ティナちゃんが演じるなんて!
正直、心の底から不安ばっかりだったけど、いざ映像化したら凄くハマり役!
心の臓から湧き上がってくる欲情と、変態な心が渦を巻いて自身を蝕んでくる!
そして、あのドスの効いた睨み!
あのぷるぷるの唇で、耳元で囁く毒舌。
あの可愛さから想像もつかないような、ど変態の雰囲気に圧倒されました!
そんな、変態な彼女にとことんのめり込んでいく、男の子を演じたのが伊藤健太郎さん。
中学生の役だから、無理あるんじゃないかと思ったけど、全然そんなことなく。
とっても馴染んでいるから素晴らしい!
ティナちゃんが何度も彼の服を剥がすのに対し、それに欲情する姿の彼…。
まんざらでもなく、身悶えするその姿はまさに変態(^^)
観ているこっちも、体の奥底からゾワゾワするものが湧き上がってくるから…!
あれ?
もしかして?
私も変態ってこと?
自覚症状が何回かある自分を感じちゃいました(笑)
さらにさらに、この映画の重要人物となる佐伯さんを演じた秋田汐梨ちゃん。
15歳にして、この堂々たる演技を成し遂げるとは!
彼女だから佐伯さんは成功したと言えるかも…。
正直、この作品では中村さんよりど変態だと思っているのが佐伯さん。
可愛い顔してとんでもないことを次々とやってくれるから、むしろ崩壊しまくってて清々しく気持ちがいい(笑)
この惡の華は、ここまでやることに意義があるんだと、確信しました!
原作を読んでいた人、アニメを観ていた人は、是非実写も観て、その完成度の高さを感じて欲しい!
これまでこの作品を知らない人は、是非この機会に異次元的とも言える世界を堪能して欲しい!
一見すると10代をターゲットにしているとも思えるかもしれないけど、これは全世代から共感できる作品。
というか、むしろ2.30代の仕事に明け暮れている、疲れた社会人にこそ楽しんでもらいたい!
空っぽになりそうな心を抱えた現代人に、その心の穴を埋めることが出来るかもしれない映画。
これまでのキラキラ映画とは違った、青春映画が楽しめます(笑)
今回は、試写会に監督、原作者さんが登壇!
作品に関する色々な秘話をたくさん語ってくださいました。
この作品は、アニメが先になっていますが、監督自身も7.8年前に映画化しようとずっと構想を練っていたようです。
そして、色々と調整を重ねて実現したのが今年というからびっくり!
キャストの人選も、玉城ティナちゃんじゃないとという、強い希望があったみたい…。
原作者さんも、井口監督に映画化を頼みたいと、全てのオファーを断っていた事。
それくらい、監督に信頼を置いていたようです。
また、また、今回はサプライズ✨✨✨
突然玉城ティナちゃん本人登場(*゚∀゚*)
お人形さんのような顔の小ささと、白い肌に感激しました!
あのゲスいセリフがこんな可愛い顔の子から出るなんて…!
最近いろんな役に挑戦しているティナちゃん。
この映画の中村さんの役も、他の人に取られたらショックと、嫉妬心を燃やしていたみたい。
汚いセリフも率先して何でも喋ってくれる、そんな気さくな雰囲気がとても素敵でした。
11月公開予定の『地獄少女』のティナちゃんも楽しみ!
9月27日は、『宮本から君へ』という映画も公開予定。
その映画に出演している蒼井優さんも、かなりぶっ飛んだ役らしく、ティナちゃんか、優ちゃんか、今回どちらの女性に軍配が上がるのか…?
結果が楽しみですね(^^)