「主役はみさえ、そして全国のママたち」映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし るいこすたさんの映画レビュー(感想・評価)
主役はみさえ、そして全国のママたち
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ママが用事だったので、娘とパパの2人で観賞しました。結果としては、ボロボロに泣かされました。いやーいい映画だと思います。
新婚旅行だの、ひろしがさらわれただの、場面設定は正直どうでもいいのですが、ただどうなるんだろうという関心で、前半の物語が進みます。
変化が現れるのは後半。みさえの言動に、日々のママたちのリアルな苦労が現れ、その場面が明確になるにつれ、涙腺が決壊してしまいました。
家族のため、子どものために献身的なみさえ。みさえ本人というよりも、みさえを通して、自分の妻の姿を思い出して、泣けてきました。
ひろしの男気もいい味出てましたし、非現実的な状況でありつつも、家族が宝物であるという、メッセージは心を打ちました。
ただし。星5ではなく4にしたのは、やっぱり主役はしんちゃんでなければならないと思うのです。
子どもに映画を見せるのは、映画を通して成長してほしいからです。みさえやひろしの姿を見て、しんちゃんはどう行動するのか、その要素が弱い気がしました。
パパママ世代の心は確実に動く物語です。その力量があるなら、子どもの成長に資する作り方もできたろうと思うのは、贅沢な悩みでしょうか。
まあ、最近やってた猫型ロボットの映画の出来とは雲泥の差であることは間違いありません。
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