「最低最悪の作品」宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章「新星篇」 insanityさんの映画レビュー(感想・評価)
最低最悪の作品
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最低最悪の作品です。ほんとうにがっかり過ぎて、なにも言えません。
最終話のファンタジーもそうですし、戦闘シーンで第一環境内のやり取りもほとんどない。ヤマトと言えば戦闘時の第一環境内のリアルなやり取りが魅力のひとつなのに、それがまったくといっていいほどなにもなかった。脚本を考えるときに、そこはどうにかならなかったのか。
加藤や徳川機関長の死ぬシーンも、あまりにあっけなくてまったく感情移入できない。土方艦長もさして活躍するわけでもなく死ぬので、最期のセリフも心に響かず、「あれ?これでおしまい?」という感じで残念きわまりない。斎藤も、なんのために蘇生体となったのか、あの死に方ではキーマンのおまけ的で、せっかくの「慌てず急いで正確にな」のセリフも「付け加えました」感が強くてかえって興醒めである。
キーマンに至っては、なんの作戦の説明もなくいきなり特攻って。単なる犬死にではないのか。事前のブリーフィングなどで「いざというときはこれを使う」「ダメだ」などのやりがなければ彼の死もなんの感動も生み出さない。
そもそも作戦事態が不明瞭で、相手の正体(死の方舟)も不明瞭で、すべてが雰囲気で進行するため臨場感も緊張感も絶望感も期待感もない。敵や味方のサイズ感もいい加減で見ているこちらが恥ずかしくなるほど。
突っ込みどころが満載過ぎて、言いたいことの10%も言っていないが、とにかくめちゃくちゃな作品だったことは間違いない。ほんとうに残念。
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かぽしさんのコメント
2019年3月20日
おっしゃるとおり。
これだけゴミクズというか汚物を映画館で公開するという、その
制作者のキチっぷりに、恐怖でいっぱいです。
単なる二次創作で終わらず、見たものにトラウマを残し続ける...