「実話だから…」風をつかまえた少年 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
実話だから…
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テンポがあまり良くない。14歳で自転車と廃品で風車を作って発電化し、地下水を汲み上げ、一年中水を絶やさないよう発明した実話物語。発明する様は詳しく描かれず、どちらかというと、マラウイの貧しさ、政治的混迷を描いている。周囲はタバコ業者に土地を売って金を得、村を出ていく選択をする中、父親は居座り続ける。環境の変化によって、農作物は収穫できなくなる中、飢饉となる。やがて娘も出ていってしまう。息子の学費も未納となり、退学となるが、隠れて図書室で勉強するようになる。それがやがて発明の原点となったが、風車の元となる、自転車を父親は断固として譲らない。父親は学がない。妻のあんたのせいでみんな失うは強烈な一言だった。目が覚めたろう。父親が家族を守るのは当り前、しかし何をして良いのかわからないが本音だと思う。けれど、あのまま行ったらみんな餓死だったし、考えを変えさせた母親こそ素晴らしい。
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