「ぶっ飛んだ世界観に慣れたら、あとはハイになれる」プロメア 映画の子さんの映画レビュー(感想・評価)
ぶっ飛んだ世界観に慣れたら、あとはハイになれる
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プロメア
鑑賞日 2019 5/16 【試写会】
予告編で少し気になっていたものの、あまり面白そうではなさそうだったので見ようか迷っていたが、試写会に当選したため見に行くことに。まず、思っていたより全然面白かった。そしてまさかのロボットアニメということも衝撃的だった。世界観がとても素敵でテーマもかなり興味深く、メッセージ性もかなり感じられた。また、何より予想以上に素晴らしかったのは、音楽。戦闘シーンと音楽のマッチが素晴らしいので、1分も飽きることなく、楽しめた。上映終了後、絶対にサウンドトラックを聞こうと思った。基本主要キャストの演技も良かったし、堺雅人の演技は少し不安だったが十分満足だった。さらにキャラクターやロボット一人一人が声も性格もも名前もデザインも特徴的で皆魅力的だった。前半は「これは名作になるんじゃないか?」と思っていたが、後半に差し掛かると、あれ?と思うところが多々あり、そこが残念だった。これ必要か?と思うシーン・設定もかなりあったし、堺雅人演じるクレイの地球を救う計画より惑星移住計画を強く進める理由もあまり納得できないし、なぜか地球規模の話を街一つで解決しようとする…。アニメーションもキャラクターやロボットは綺麗だが、背景や町並みがあまりに手抜きすぎると思った。そういった作風なのかもしれないが、キャラクター達と背景の差が大きすぎて、あまり世界観に浸れなかった。
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