「悪い点が目立ってしまいあまり楽しめませんでした。」プロメア ゆみやさんの映画レビュー(感想・評価)
悪い点が目立ってしまいあまり楽しめませんでした。
グレンラガンやキルラキル等が好きな方が一部絶賛している一方で、付いていけない方もかなりいる作品だと思います。観る前から万人受けしない作品だろうなと思っていましたが、ここまで絶賛と酷評の両極端に分かれる作品は珍しいと思います。一般の方は確実に観ないでしょうし、オタクの方の中でもはっきり観る人を分ける作品のため、ほぼトリガー作品が好きな方だけ観ている印象です。だからレビューが高いんでしょうね…。
日本のアニメーション技術を集めたようなすごく尖った作品。その技術力には恐れ入ります。
しかし彩度も高く、色数が多いため目が常に落ち着かず疲れます。1枚絵とかなら色数多い絵でもかっこいいとなりますが、動画だと目に厳しいです。
また、BGMとセリフとSEの音量のバランスが酷くセリフが聞き取れない箇所もありました。戦闘シーンはずっと大音量のため信じられないくらい疲れました。ずっと大きければ迫力が出て良いってわけじゃないので、強くする所弱くする所のメリハリをつけてもっと聴いていて心地よいサウンドにしてほしかったです。毎週映画館で映画を観ていますがここまでうるさいと思ったのは初めてです。
ストーリーも深くなく、熱血と勢いで考えるのを止めさせられるタイプでした。
リオの怒りが爆発するシーンの表現と堺雅人の演技は良かったです。
個人的に最初の戦闘シーンでこれ自分には無理だ…となりましたが、リオ達が捕まってから会話シーンになり落ち着いて大丈夫かもと少し思えましたが、やっぱり音も色もあまりにもガチャガチャしすぎて終始真顔で観ました。もちろん作画や描き込み量も素晴らしいです。しかし、それらを台無しにする共感できない薄いキャラづくりやストーリー、音響、演出によりがっかりと胃もたれがすごく、心が冷めていきました…。
アベンジャーズを感極まりながら連日観た後だったのであまりにもきつかったです。アニメオタクのトリガー信者の友人から熱くおすすめされ少し期待していましたが、友人本人に酷評伝えづらいのでここで吐き出してしまいました。すみません。