「ジャングルの裸女を見るために僕たちは列車に乗った」僕たちは希望という名の列車に乗った ミラーズさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャングルの裸女を見るために僕たちは列車に乗った
1950年代の東ドイツの高校生達が、ちょっとした反抗心から国家に追い詰められる姿を描いた実話らしい。
ソ連占領下の状況描写が、個人的には少し弱いと感じたが、同じドイツ人でもナチスやソ連になびいた者に対する姿勢や国家体制への反逆者を追求してクラスの仲間が揺れて行く過程がリアル。
国の未来を担う若者をスポイルする姿は醜悪の一言。
多くを語らないラストも潔い。
余談だが、映画冒頭で主役の二人の高校生が、わざわざ西ドイツに観に行く映画が、「ジャングルの裸女」だったのがツボ。
1957年?のドイツ製女ターザン?映画で、劇中ではエロ映画扱いだが、名優ハーディ・クリューガー主演で当時としては異例の露出トップレス姿の美少女ターザンのみが記憶に残る怪作。
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