「初めはただの悪ふざけだった」僕たちは希望という名の列車に乗った a0064さんの映画レビュー(感想・評価)
初めはただの悪ふざけだった
5月の初めに、就職に伴い実家を出てきた。その時母を泣かせたという心の傷が、この映画でえぐられる感じがした。
黙祷を始めたときは、彼らには家を捨てる覚悟など無かっただろう。過剰な抑圧が、彼らに覚悟を強いて、反抗の行動を起こさせたのだ。
時として人は、覚悟なくひょんなことから行動して、後悔と恐怖とともに覚悟を決めなくてはならないことがある。
今まさに、私はそんな状況だ。彼らのように潔く行動できるだろうか。
彼らは、ベルリンの壁ができるとは思わずに西側へ行った。壁が崩壊することも知らない。
私には、どんな未来が待ち受けているのだろう。
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