ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへのレビュー・感想・評価
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空を飛んだ後に息が切れているのが素敵だ。リンゴの豪快な食べっぷりも。
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空を飛んだ後に息が切れているのが素敵だ。リンゴの豪快な食べっぷりも。
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不穏な光景と不快な音に満ちたファンタジー
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物語の説明が少ない。
主人公の男性、ルオ・ホンウがなぜ過去に戻るのか、何が現実で何が現実でないのか、よくわからない。主人公がさまよう夜を我々もいっしょにさまようしかない。
あらゆる光景がすさんでいる。
窓ガラスは汚れ、鏡は割れている。壁が崩れ、雨漏りで水浸しになった家。車のシートは擦り切れている。
水の入ったグラスが近くを走る列車の振動が大きいためにテーブルの上を動く。テーブルから落ちそうになる。誰も止めないから落ちる。
不穏さに満ちている。
そして不快な音。
雨漏りする水音、鼻水を垂らしながらリンゴを丸かじりする咀嚼音、ヘタなカラオケ。
不穏な光景と不快な音を詰めこんだファンタジー。30才の監督がためらいなく詰めこんだように感じる。
夜に暗く輝く緑色と赤色が印象的だった。
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