マンタレイ
解説
ミャンマーからのロヒンギャ難民問題を題材に描いた寓話的ドラマ。
ミャンマーから逃れてきたロヒンギャ難民の溺死体で埋め尽くされているタイ沿岸の村。漁師の若者は森の中で、重傷を負い意識を失っている男を助ける。男は回復しても言葉を話さず、若者は男に自分の好きな歌手と同じ「トンチャイ」という名前をつけて自分のことを話して聞かせる。ところがある日、若者は漁に出たまま姿を消してしまう。やがてトンチャイは若者の家や仕事や元妻など、彼の人生を支配するようになり……。
「消失点」「時の解剖学」の撮影監督を務めたプッティポン・アルンペンの監督デビュー作。2018年・第75回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門で最優秀作品賞にあたるホライゾン賞を受賞。日本では同年の第19回東京フィルメックスのコンペティション部門で上映された。
2018年製作/105分/タイ・フランス・中国合作
原題または英題:Manta Ray
スタッフ・キャスト
- 監督
- プッティポン・アルンペン
- 製作
- ジャッカワーン・ニンタムロン
- フィリップ・アブリル
- 脚本
- プッティポン・アルンペン
- 編集
- リー・チャータメーティクン