「音を聞くなら映画館で観た方が良いかも」シークレット・エスケープ パリへの逃避行 ふくまるさんの映画レビュー(感想・評価)
音を聞くなら映画館で観た方が良いかも
育児疲れという テーマ自体は普遍的なものであるものの、この物語からは「ある1つの家庭の話」であるという印象を強く受けました。
主人公、夫、主人公の母親など、出てくるキャラクターの誰かが違った性格で違った発言・対応をしていたら、物語の結末は大きく変わっていたのでは、と思います。
また この作品を観て面白いと感じたのは、ストレスで参っていく主人公の様子が「音」で伝わってくる点。
子どもの泣き声や、一緒に寝ている夫の鼻息、喘ぎ声など…
大きなストレスを感じた際に 周囲の音が遠くなり本人の「フーッ、フーッ」という息遣いが大きく聞こえる演出を観た時は「確かに自分も体や心にストレスが掛かった時は呼吸がこんな感じで早くなったな…」と思い出し、より感情移入してしまいました。
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