シークレット・エスケープ パリへの逃避行のレビュー・感想・評価
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女性と男性の価値観の違い
非常にいい映画やた。女性の気持ちとかはやはり理解しないといけない。現在の社会で未だ残る女性の社会進出機会の不十分への訴えとして素晴らしい映画だった。キャストのJ・アータートンもクーパーもなかなか良かった。
悩みは万国共通
wowowで鑑賞
主演のGアータートンさん、どこかで見た女優さんだと思っていたら「人生はシネマティック」の方だった。
他の出演作は見たことがなく、今回の作品も悲しげな役どころだが、とても素敵な演技で心が打たれた。
主人公の辛さも選択もとてもとても理解できるのだけど、残された子どものことを考えると諸手を挙げて歓迎は出来ないため後味は悪い。
何でもハッピーエンドにすれば良い訳ではないが、最後は学校に通うことで折り合いをつけることになった…みたいな希望を残してもらいたかった。
音楽がとても美しく、お気に入りのサントラがまた増えたのは収穫。
Anthony John & Alexandra Harwood
https://www.shazam.com/track/435971836/taras-theme
エスケープ
パリへの逃避行、というか原題どおり「今」からのエスケープといった感じでした。
この映画、設定だけ決められており台詞はアドリブに近いと聞きどんなだろうと観てみた。
役者さんが上手ですごく自然でした。
印象的だったのが夫婦のセックスシーンでは妻は全て着衣のまま、夫は夢中で顔も見てない、かわってパリでいい感じになった男とはちゃんと顔を見合わせてキスもして…
おそらくラスト、彼女はひとりになったように思えたのだがそれで解決したのだろうか。行動には移さなくともこんな夫婦は結構いるのかもな、と思っただけ。
小説だったら
原題が正確、日本語タイトルは誤解を招く
やりたいことがないと、人生ドラマチックに変化はしない
役者さんたちは心からイライラできるほど演技が上手
悪気はないけどダメな人あるある、が自然に表現されていた
小説だったら読み応えアリ、と思うのかもしれない
音を聞くなら映画館で観た方が良いかも
育児疲れという テーマ自体は普遍的なものであるものの、この物語からは「ある1つの家庭の話」であるという印象を強く受けました。
主人公、夫、主人公の母親など、出てくるキャラクターの誰かが違った性格で違った発言・対応をしていたら、物語の結末は大きく変わっていたのでは、と思います。
また この作品を観て面白いと感じたのは、ストレスで参っていく主人公の様子が「音」で伝わってくる点。
子どもの泣き声や、一緒に寝ている夫の鼻息、喘ぎ声など…
大きなストレスを感じた際に 周囲の音が遠くなり本人の「フーッ、フーッ」という息遣いが大きく聞こえる演出を観た時は「確かに自分も体や心にストレスが掛かった時は呼吸がこんな感じで早くなったな…」と思い出し、より感情移入してしまいました。
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