「そうさせる土地」ホワイト・ボーイ・リック 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
そうさせる土地
まるで役に立たないマシュー・マコノヒー、大御所の置物感満載なブルース・ダーン、またまた役に立たないジェニファー・ジェイソン・リーと名俳優を脇に添え、感情の起伏が乏しい主人公の演技は大根役者な如き違和感を感じる。
無実の罪で収監されたような同情を煽る演出に感情は揺さぶられずに、涙を流されても犯した罪は承知の事実。
あっさり黒人の仲間入り、躊躇する様子も見せずにFBIの囮捜査に参加し「セルピコ」と比較するような場面は浅はか過ぎる、最後の囮捜査含め肝心な部分を端折る演出描写と、やはり感情表現が乏しい主人公の演技に感情移入出来ずな鑑賞中。
実話としては興味深いが、肝心なところは描けていないような、主人公の演技含めて物足りない。
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