「泣けるんじゃなく、自然と涙が出る」青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない こたつさんの映画レビュー(感想・評価)
泣けるんじゃなく、自然と涙が出る
まだ見てない方の為にネタバレは避けさせていただきます。
TVアニメシリーズ同様、素敵なお話でした。
物事の動きが激しい小説でもあるため、少しばかりスピーディーでしたが、1時間半にまとめられているのは見事だと思いました。
今までに登場したキャラクターの個性を偏りなく生かせており、さらに過去の伏線をしっかりと回収する。日の打ちどころがありません
今作は”命”が重要なキーワードとなる話でした。重いテーマですが、所々にクスッと笑えるところがありつつ、笑いがシリアス展開を壊してしまうことがないのが上手いです。
中盤では、キャラクターの「生きたい」「生きてほしい」という願いがひしひしと伝わってきました
咲太に待ち受ける悲惨な運命の数々を、咲太はどう切り抜けるのかも注目です。
なぜ牧之原さんと翔子さんが同じ時系列に存在するのか、原作を読んでない方は双葉や咲太の推測を基に謎解き形式でみるとよりおもしろくなるかもしれません
エンドロールに入る前の最後のシーンでは、牧之原さんの返事を聞いて、無意識に涙が頬を伝っていました。
「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」と「青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない」を読むとより一層理解が深まりますよ
入場者特典はすぐ無くなりますのでお早めに
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