劇場公開日 2019年6月15日

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「この作品の良さを説明するには語彙が足らないのが悲しい」青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない barrelshelf6425さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0この作品の良さを説明するには語彙が足らないのが悲しい

2019年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

 私はかねてからの原作ファンであり、今回のアニメ劇場版公開にあたっても、ゆめみる少女~ハツコイ少女の当該巻を三回程読み直してから映画館に向かった。重要なセリフは暗唱できるほどに”原作厨”だが、アニメ作品の出来には全く不満はなく、それどころか期待を上回る出来であった。制作側が、本当にこの作品を好きで、この作品の良さをファンの人たちにあますところなく伝えようとする姿勢のあらわれなのだろう。
 私はあまり「泣ける」という表現が好きではない。なぜなら、「泣く」という行為は、私たちにとってコントロールしがたい感情であり、可能態として用いることはできないと考えているからである。そのため、私はただ「泣いた」とだけ表現する。映画を見ている途中に、涙を流す自分に気づいてしまった。この作品の鑑賞は、それほどに純粋な体験であった。スタッフの皆様に感謝いたします。

barrelshelf6425