「泣きました。とても泣きました。」青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない 僕は頑張らないさんの映画レビュー(感想・評価)
泣きました。とても泣きました。
STEINS;GATE..その世界にたどり着いた
もう1人の物語、牧之原 翔子の物語だったと思いました。
話は重いです。未来を選ぶ選択肢は絶望しかありません。選ぶにも重すぎる、時間もない。
TVアニメでは語られなかった。投げっぱなしの胸の三本傷と翔子さんの謎が解明しました。翔子ちゃんは病気で心臓は麻衣さんとのデートに向かっていて事故で死んでしまった咲太の心臓を移植した未来から来た翔子さんでした。そして事故にならないように咲太を救いに来た話だった。
咲太が死ぬのを阻止できない(咲太自身が死ぬ事を望む)から麻衣さんが代わりになって驚きました。本当に麻衣さんは死ぬ程に咲太を好きだったんだと感動しました。そして麻衣さんが死んだ事で翔子さんは麻衣さんから心臓を移植され咲太は麻衣さんを死なせないように過去を変える為に過去の咲太との会話とか非常に面白いです。
誰もが変えた未来の事を口にします。
まるでリーディングシュタイナーそれは白昼夢のような、夢のまどろみのような、淡雪のように消えていく
麻衣さんは翔子ちゃんの死を二人で背負って行く覚悟を持って、まだ高校生なのに、凄すぎると思いました。
最終的に主人公は翔子さんだった気がします。咲太君がどうにかするのかとも思いましたが、やっぱり年上なんですね。翔子さんが全て咲田君との出会いを消す事とずっとできなかった事をすることで自分自身で綺麗に幕を閉じました。翔子ちゃんの未来は始まったのです。
咲太君が最後に思い出し声をかけるのも翔子ちゃんが返事するのも感動しました。
3つの言葉、あれは一体誰の言葉になるのでしょうか。翔子さんから教わり咲太君が翔子ちゃんへと伝えた言葉。
未来が変わって、それすらなくなったとは思います。将来のプリントにもしかしたら書いてあるのかもしれませんが。書いてなかった気もします。