劇場公開日 2019年2月16日

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「原作、TVアニメファンには不向き」劇場版 王室教師ハイネ tobenさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0原作、TVアニメファンには不向き

2019年2月16日
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鑑賞方法:映画館

単純

そもそも映画の尺が短いため、あの時間でストーリーを詰め込み簡潔にまとめていた事は良かったが、そのせいか内容が薄くなってしまっていた。話の進みが早すぎるため感動シーンが感動シーンとして成り立っておらず、勿体ないと感じた。内容は良くも悪くも茶番だった。
TVアニメの雰囲気が保たれていたのが救いだ。

この作品は2.5次元舞台とアニメを連動させているため、歌や2.5次元にした時の演出がしやすいような内容にどうしてもなってしまっている。
映画は2.5次元の舞台の方を見たくなるような気持ちにさせる着火剤の役目をしているのではないか。
実際少し気になりつつある。

TVアニメの時から気になってはいたが、ハイネの声が棒読み過ぎる。以前に比べればマシにはなったがやはり気になる。特にベテラン声優との掛け合いの場面は目立っていた。

TVアニメ時から視聴し、劇場版化される位人気のある作品なのだと過信して見に行ったが、舞台化を盛り上げるための付け焼き刃的なものになってしまっていて残念な気がした。
制作者がどのような目的でこの作品を世に出しているのかは不明だが、舞台は見ず、アニメや原作だけのファンにはあまり見る事をおすすめしない。
せめて応援上映化され、盛り上がる事を切に願う。
それにしても、エンディングはいつも通り不思議な感じだった…

toben