「謎解きに特化した脚本」十二人の死にたい子どもたち kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
謎解きに特化した脚本
原作を読了済なので、あの量をどう映像化するのかと心配していたがきちんとまとまっていた脚本になっていた。12人も登場人物がいるとわからなくなりそうなところも、名前が出てくるとキチンとこの人のことかと伝える作りになっていたので戸惑う人は少なかったのではないか。
ただ、彼らがなぜこの集いに参加したのかの説明がかなり省略されていたのは残念。最後の挙手のシーンも唐突な印象になってしまった。今後を暗示する部分もなかったし。
そういう意味で若干物足りないが、謎解きに特化した映画としてはとても面白かったと思う。
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