「舞台向きかもしれない」十二人の死にたい子どもたち chaiさんの映画レビュー(感想・評価)
舞台向きかもしれない
冲方丁の原作を発売時に読んで多分映画化されるだろうと思っていた。
ただあのボリュームを脚本にするのは大変なことだろうとも思っていた。
監督が堤幸彦監督ということでどう演出するのか楽しみにしていました。
見終わっての正直な感想ですがこれは舞台向きだと感じましたね。
原作を読んでいたので廃病院の中での緊張感や時間の流れ、そして12人の感情の起伏や個人個人の背景などがあまりうまく表現仕切れていないと感じた。
よく見ていないとあれっ?何でと言う感じで進んでいく。とても残念でならない。
ただこの短い映画で淡々と彼らを描くことで堤幸彦監督が伝えたいことを表現していたように感じた。
舞台でこの原作を見てみたいと感じさせる映画だった。
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