「☆☆☆★★★ きっかけは単なる思いつきからだった。 目立ちたがり屋...」華氏119 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★★ きっかけは単なる思いつきからだった。 目立ちたがり屋...
☆☆☆★★★
きっかけは単なる思いつきからだった。
目立ちたがり屋さんが、面白いか否かで決めた事が現実となった。
別題『マイケル・ムーアの、これまで僕が追求して来た事の集大成?』
観る前は。マイケル・ムーアがどの様にして直接トランプと対峙し、斬り込んで行くのか?と思っていたら…。
なかなか本陣へとは斬り込まないマイケル・ムーア。
何故、劣勢だった稀代のなんちゃって候補者が。雪崩の様に大本命のヒラリーを倒したのか?
ムーアは或る州の選挙結果に注目し、分析する。
必ずしも、ここで起こった出来事が起因した訳でも無いとは思うのだが。映画はこの後、全くトランプの影を消し。ムーアがこれまでに追求して来た『シッコ』や『ボーリング…』『華氏911』等の総括の様相となって行く。
そして「これってトランプを追い掛ける映画だったよなあ〜!」…と、思った刹那。突然の様にヒトラーとトランプを大胆にも対比させる。
「愛国者を名乗る独裁者が表れると、人種差別主義が増える」(少し唐突に感じていたので正確ではない)
お、お、おう!(´⊙ω⊙`)
かの国にも差別主義の者が増えて来たしねΣ(-᷅_-᷄๑)
突然に街が軍事演習場に変わるなんて(日本では)考えられない!
銃刀法に関して厳しい規制の有る日本からすると。米国で増え続ける銃乱射事件はあり得ない事だ!
ましてや核兵器なんて!
だが本当に日本では起こり得ない事なのだろうか?
…いや、寧ろ状況は切迫しているんじゃないのか?
いつ何処で大量殺戮の大事件が!いつ空の彼方から核ミサイルが飛んで来るとも限らない。
何しろトランプは今や、北のロケットマンと仲良しなのだから…。
今や世界的な右翼化は止まらない。
民主主義とは、誰もが平等であるべきとゆう考え方に基づいている。
だが、【言論の自由】を曲解し、差別主義の輩が雨後の筍の様に増えて来た。
残念ながらこの流れが止まらない。
だからこそムーアは、一縷の望みを草の根運動に見いだす。
草の根で巻き起こす運動こそが、未来に繋がる唯一の夢…だと。
政治家のパフォーマンスの反応は日米で違う。
菅直人がカイワレをムシャムシャと食べるも、国民の反応は鈍かった。
日本人は慎ましい精神こそ尊いと考えるからなのか?
逆に米国人は、相手を挑発する者が人気を浴びやすい。
侍の国とガンマンの国。
オバマが自身の思いと逆…だったのかどうか?は分からないが。控え目に水に口を浸けただけだった時に。多くの人が失望してしまったのかも知れない。
オバマこそが民主主義とゆう希望の光だったはずだったのに。
2018年11月2日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン1