「尖塔の下の家には女が囚われている」不滅の女 ipxqiさんの映画レビュー(感想・評価)
尖塔の下の家には女が囚われている
わけがわからないよママン。。
でもついつい最後まで観てしまうのは何故なんだぜ。
ブレッソンの写真みたいに決まった構図、不自然に止まった俳優、時間を盗むカメラワーク。
これでもかとこれは作り物ですよ!感を強調してくる。
妄想かも知れない女を追ってイスタンブールの街をあてもなく彷徨う、という筋書きからしてすでに押井守みの強さ。
攻殻機動隊の「人形使い」のごみ収集の男の話を延々と見せられる感じ。
にしても昔の人は女のケツを追っかける話が好きだなぁ…
女=永遠の謎を解く探偵、つまりフィルムノワールのファム・ファタールものの枠組みを利用してるのかな。
「トルコ人の夫は嫉妬深い」とか多少なりとも突き放してるぶんマシだけど。
ちょっと「めまい」を思わせる展開もある。
たまには行き先のわからない列車に乗るのも悪くない。
優雅に見えるけど俳優はけっこう大変そう。。
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