「いくら役所でもさぁ」峠 最後のサムライ お転婆さんさんの映画レビュー(感想・評価)
いくら役所でもさぁ
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司馬遼の小説家が元ネタ。戊辰戦争の中、なんとか「民を巻き込まぬように戦は避けるべき」と言い張った長岡藩家老河合継之助の生涯。
とにかくいうことやること全部カッコいい。そりゃあ役所広司だもん。自らが民兵の盾となって機関銃砲を放射しまくり、切腹覚悟で薩摩藩とやり合う。『城は建物ぞ、打ち捨てて構わん、民を生かせろ!』そして被弾した脚を破傷風が襲い、自らを荼毘に伏すための焚火を見ながら息絶える…。
カッコ良すぎでしょう。
元々司馬遼の小説(そう、あくまで「小説」)ではホントなら?が山なすキャラでもヒーローにしちゃうから怖い。この河合継之助も、実際は当時最新鋭の大砲を買い付けており、その原資を作ったのは急落した米相場を買い叩くことによって、だったというのだから。ということは「非武装平和論者」でもなく、まぢブローカーまがいの輩でもあったみたいじゃん。小説には書かれているのかなぁ。
100%のヒーローなんて居ないのよん。
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