「万事が古臭いし日本映画が最悪だった頃の作りだ」峠 最後のサムライ O家の主人@マンUさんの映画レビュー(感想・評価)
万事が古臭いし日本映画が最悪だった頃の作りだ
「坂本龍馬と並び称された知られざる英雄」とはどうゆうことだろう。人の命を預かる、上に立つリーダーとしてこの映画の河井継之助は、先も読めず独りよがりの思い込みとプライドだけで右往左往しているようにしか描かれていない。こんなリーダーが上にいたら本当に迷惑で、下はたまったもんじゃない。仲代達矢と役所広司も山本學も名優の無駄遣いだし、カメラワークも映像の仕上がりもNHKドラマのほうが遥かに上だ。とにかく万事が古臭いし日本映画が最悪だった数十年前の時代劇みたいだ。監督も撮影も美術もスタッフ丸ごと団塊とかから来たんじゃないだろうか。評判悪いのをわかっていながら一縷の望みをかけたが、下馬評通りだった。
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