劇場公開日 2018年12月8日

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死霊院 世界で最も呪われた事件のレビュー・感想・評価

全9件を表示

5.0悪魔祓い映画史上最強美しい。ザヴィエ・ジャン。ツボ。流石。

2025年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

知的

「エクソシスト」「マニトウ( 知られてはないなあ )」が
世代な事もあるが、悪魔祓い映画は何だかんだ結構観てる気がする。
でも、あんま記憶には無い。「エクソシスト」も、勿論映画から入ったが、
どっちかっちゃあ原作で惚れた。原作はホラー小説ではなく、
精神医学が滞った社会の犠牲者のドラマだった。
リーガンも取り憑かれたが、カラス神父も苦しんでいた。

そして、Sキングの短編が好きだ。そして彼の長編が嫌いだ。
(あ、「ペットセマタリー」だけは全然レベル違う。
 あれは映画も原作も奇跡最凶恐怖!! で、スゴイ泣けた!!
 &、リメイク映画は無かった事になってる)
(ついでに、クライヴ・バーカーも短編は大好き!!)
 な、世代って事になるだけです。はい。

で、だ。
で、日本のホラーが嫌いだ。
予算の関係は避けて通れないのだろうが、
映画として、人間が描けていない、というか
生きてる人間を描いても意味がないと思ってるとしか思えない。
日本には信仰が無い。
信仰は無いが、妖怪お化け伝承は「トイレの花子さん」、
「口裂け女」、「コックリさん」、果ては「都市伝説」やら
「手持ちカメラに何か映り込んで叫んだスタッフが行方不明」やら
「Jホラー」なんかドリフ観てた人は笑えるよね笑。
「日本昔ばなし」的になれば味があるのにね。
ってか、全部が全部、子供向け、或いは映画観ない人向けなのだ!
映画観ない人向けに頑張らないでくれ!みっともないだけだから!
( 結局「生きてるヤツが一番怖い平山夢明」は大好きですがなにか )

キリスト教圏では、悪魔を定義するには
人間の良心としての信仰を見据え直すという作業を
必ず通らなければならないのではないかと思う。
観客が“ 感情移入 ”しているか否かに関わらず
既にドラマが先に成り立っている。
宗教者と背教者(環境によって描かれ方は違うが)の双方とも、
人間としての尊厳を取り戻す、という事を「神の名のもとに」と、
直接的に言葉に出し、病の原因、経過、結果をハッキリ解りやすく描くと
“ 悪魔祓い ”は、一人の人の心の中の、疑い、絶望、心の病、に
打ち勝ったドラマとして“ 参加 ”しやすいし、“ 理解 ”しやすい。

それは
「子供には解らないドラマ」という前提として伝わりやすいし、
“ サメ映画 ”と同じくらい観客には被害が及ばないし、
まだまだ新しいパターンを開拓出来そうな
まだまだ伸び代のあるジャンルだと思う。

で、やっと本編。
まずは非常に絵が美しい事を最初に感じたい。
でもってお姉ちゃんカワイイ(←大事よ)し
キャラが少なく非常に解りやすい。
もともと“ 悪魔祓い映画 ”の結末は
スポーツの結果と同じ数しか無い。
だから尚更、“ 腕と経験 ”の見せ場と相成るのだと思う。
あの、生還した瞬間の信じられない程の美しいスローは
マイベストスローの五指に入る。
ねじ込んで来たタイミングも素晴らしい!
もう、フレンチホラーなんて誰も知らないかも!
でも良作観たいし!

取り憑かれた系、改めて、最近レベル上がってると思った。
デヴィッド・ゴードン・グリーンなんかも全く両脚突っ込んでるしね。

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equinox

3.5イヤフォン注意!

2023年9月18日
Androidアプリから投稿

気になる邦題はさておき、サヴィエ・ジャン監督のエクソシストホラーとのことで期待して鑑賞した。夜中ということもありイヤフォンを付けていたのだが、いざやってきた恐怖シーンで怖いとかよりも音のデカさに飛び上がってしまった。音をMAXにしていたこちらにも非があるが、本家大元?の「死霊館」ユニバースはこんな耳をつんざく轟音ではなかったはずである。そのシーン後にスマホが「耳に支障をきたす音量を超えました」とメッセージを残してくれた位だった。
音で驚かす系のホラーなんていくらでもあるが、これで飛び上がったのならば製作陣の思惑通りの反応なのだろうか。
そんな恐怖演出をやり過ぎな印象もあるが、ベテラン監督という事もあり、作品にはなんとも言えぬ上質さが漂っている。80分ちょっとの本編で掘り下げる所は掘り下げ、流す所は流す分かり易い展開で最後まで飽きずに鑑賞することが出来た。
実際の事件を基に描いた物語だが、実話の部分というのが、「過度な悪魔祓いで人を死なせた」という形で神父が殺人罪に問われたというものである。確かに精神的な疾患で人格が変わった人に対し、エクソシストらはどう判断するのか。本作でも悪魔が憑いているか否かの判断には段階が必要という説明があったが、何だか今までエクソシストをホラー映画のエンターテイメント要素としか認識していなかった気がする。エクソシストという「職業」と認識させられる様な映画だった。

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Mina

2.5実際の事件を元にした悪魔の存在の証明

2022年11月11日
PCから投稿

実際の事件を元にしたアメリカ・イギリス・ルーマニアの合作オカルトホラー。
修道女の死が悪魔によるものなのか精神疾患によるものなのかを取材するジャーナリストが不可解な現象に巻き込まれる。
ジャーナリスト役に『キングスマン』のソフィー・クックソン。

悪魔の目的や存在理由の描写がほとんどないため、悪魔が単に驚かせるだけの存在になってしまっている。
同じテーマは『エミリー・ローズ』『死霊館3』という良作であるので、それと比較すると浅い印象。
ただ、悪魔祓いシーンはやっぱり緊迫感があって見入ってしまう。

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エス

1.0これ映画館でみたら、金返して欲しいと本気で思う。

2020年5月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ホラーとかなっているけど、全く怖くないし。
話も中途半端。
非常につまらない。

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April

3.0悪魔祓いに失敗すると殺人罪に問われる?

2019年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 主人公は若き記者ニコール。ボスにあたるのは伯父さんなのですが、これが名コンビみたいな雰囲気で続編をも期待させる。「もうちょっと調べてみていい?」てな軽い口調でOKをもらうと、どんどん深みにはまっていくのだ。

 ルーマニアにおける悪魔祓いの実態。教会にはまだ熟練のエクソシストがいない状況で、ディミトル神父が統合失調症かもしれない修道女の悪魔祓いを執り行った。寸でのところで悪魔は逃げ、彼女を死亡させることになり、監禁・虐待死の罪で逮捕された。他の神父の話を聞くにつれ、「悪魔は転移する」という言葉が引っ掛かっていたニコール。いつしか、グラスの中に虫が入っていたり、奇妙なゴーストを見たり、車が故障したりと、悪魔が彼女の身に迫っていたのだ。

 転移する・・・1年前に母を亡くしたニコールは自殺という大罪を犯したゲイブリエル神父と命日が同じ日であることに気づく。いや、それがどう関係しているのかよくわからなかったのですが、タビアンの父→神父→アデリーナ→そしてニコールへと転移していくのです。あぁ、こわ。

 でも悪魔のアガレスに憑依されると、目が動物みたいに黒目になってしまい、これがまた可愛い!屋内なのに雨が降ったりと不気味な現象は起こるものの、毒を吐いたり人を殺したりしないのでまだ許せる範囲内。怖がらせるという点で、結局信仰心のないニコールが怯えてしまい、悪魔くんは気に入ったみたいだった・・・

 信仰心を持て!というテーマもあり、信じれば母に会えるの?などと可愛い会話をするニコール。夢の中ではエッチなセックスシーンもあり、憎めない性格の女の子。ただ、下半身が虫だらけになるのは勘弁してほしい・・・

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kossy

3.5原題は「the crucifixion」(磔)

2019年9月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

WOWWOWホラー祭の一つ。
いかにもB級な変な邦題より、原題そのままの方がいいのになあ。

よくある悪魔祓い系ではあるが、テーマがはっきりしていて分かりやすい。
神を信じるか否か。
人間は弱く、愚かだか、強い。

自分は信仰する宗教も無いが、
宗教に限らず、ご先祖さまとか、自然とか、見えないものに守られてる感や、
はたまたものの考え方、例えば、自分の信じる方向に迷い無く進むことの強さ、
そういう事が大事だなと思っている、
今の自分のその辺りが、なんか共鳴して、とても良かった。

ルーマニアはやっぱりバンパイア系の舞台ににして欲しいかな。
あと、若い神父さんがイケていてよかった。
ルーマニア人が自然な英語を話すのも、ややこしくなくてまあいいか。
くる!くる!って期待通りの所で驚かせてくれて楽しませてくれた。

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バニラ

2.5悪魔に乗っ取られたら

2019年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

またまたルーマニアの修道院での話で、エクソシストに殺された事件をジャーナリストが追う。
犯人が悪魔じゃ誰も納得しない。

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いやよセブン

4.0逃げたら思うツボ

2018年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悪魔払いに失敗して亡くなった修道女アデリーナの事件を捜査するうちに…という物語。
ありがちな設定ながら、セオリー通りのビックリ箱的な恐怖演出と画力の強さがハマって面白く見られた。
身体に沁みる怖さは皆無だけど、パワー系でわかっちゃいるのにビクビクできて楽しめた。

神や悪魔の存在と信仰に対して異議を唱える若手記者ニコールの、立ち入り禁止も何のその!とばかりにズンズン進み続ける行動力の鬼っぷりがとても好き。
母に対するトラウマ的な感情からその信念は強く、自分の気持ちに素直に動き続ける所に好感が持てて肩入れすることができた。

アデリーナにまつわる人々に聞き込み、ただの精神病だったのか本当に悪魔に憑かれていたのかという所にスポットが当たる展開が面白い。
私自身が悪魔に対してまだまだ猜疑心があるため、同じような立場からその真偽を探るようなスタンスが好き。

当然物語が進むうちに後者の方に強く傾いてくるのだけど、悪魔の存在を認めざるを得ない現象が次々起こるので納得して受け入れることができる。もちろんそれが真実かどうかは置いておいて。映画として。
目が闇に包まれたアデリーナの恐ろしい顔面とその奇行は強烈。
特にベッドで呻く彼女の布団を剥いだ際のまさかの状況がお気に入り。アガレスと通じてしまったのね、すごい。

ただ、ニコールに襲いかかるクライマックスが案外サラッと終わってしまったことは残念。
手付け始めというか未満にすぎない段階とはいえもう少しグチャグチャに乱してくれたらなと思ってしまった。具体案を問われると困ってしまうが…。
悪魔についての本と絵を見ている時に一つ気になる伏線があったのに特に触れられず王道に戻ってしまったのもガッカリ。
ガラッと変わる展開があるかと待っていたのに。

メインの登場人物が美男美女で眼福であった。微妙すぎるサービスシーンもご愛嬌。
優しくて色気たっぷりのアントン神父なんてもはや罪だと思う。
修道女が恋をして外の男と関係を持った時の罪の意識と、神父に欲望を抱いてしまう無神論者の意識を対にしているんだろうか。

アガレスについて少し調べたところ、「逃げるものを戻って来させる」能力があるとのこと。
「逃げたら思うツボだ」とはそういうことか。
悪魔に対しての疑問は特に解決されないので引き続き色々観たり読んだりして学んでいきたい。
どうしても、高尚で強大で神に対比できる唯一の存在のような感覚が抜けない。

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KinA

3.0疑問に答えて欲しい…

2018年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

幸せ

なぜ悪魔はいつも事前に、わざわざ弱点だと思われる名前を教えに現れるのでしょうか?

日本人の視点ではルーマニアに非常に偏見があります。
悪魔の本場ですよね。

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